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2011年6月12日 (日)

・京都北区上賀茂にある深泥池にはジュンサイが生えています

京都市北区下鴨にある深泥池(みどろがいけ/みぞろがいけ)は、周囲1500面積約9.2haで、中央浮島があります。このには流れ込むは無く、雨水だけで水量が保たれています。目立たないですが、地質学的にも生物学的にも重要です。

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それはこの1万年前に出来ており、氷河期以来動植物生息しているためです。こんな市街地に接する場所にありながら、東日本北部冷温帯に出来るはずの高層湿原が残っているため、昭和2深泥池水生植物群落として、天然記念物指定されています。

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またその後の調査で、希少な動物も多く生息していることから、昭和63昆虫等動物を含めた、深泥池生物群落に名前が変更されています。例えば、日本秋津の国、つまりトンボの国、約200トンボがいますが、その1/4はここに地域生息しています。

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特に興味深いのは、
独特ぬめり風味良さがあるジュンサイが育っていることです。ジュンサイ水生植物で、若い茎と新芽ゼリー状透明な粘液に包まれており、この新芽展開するまでのものを6月下旬頃から食用にします。

淡白でつるっとして喉ごしが良く、汁の実や三杯酢に用いられます。

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このように貴重な動植物ですが、最近では帰化植物繁茂や、外来魚の増加、水道水ごみ流入などで環境が悪化し、生態系バランス崩れかけてきています。今日見たところでも、周辺部
ジュンサイ生育は悪く、水質汚染しているのではと思われました。

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ジュンサイ
地下茎泥の中にあり、になって暖かくなると地上茎伸びてきます。若い未展開両側から巻き巻物状になって、寒天状物質覆われています。ジュンサイ深く古い池でしか順調生育せず、特に水質奇麗なことが要求されるので、水質悪化困ったことです。

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若芽
でも食べられますが、多くの場合煮てから冷却し、瓶詰めあるいは袋詰めにして出荷されています。消費多いのは関西地方で、利用歴史古く平安時代から利用されており、江戸時代には栽培もされるようになったようです。

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利用法
として酢の物、辛し和えすまし汁酒の肴などにもされ、独特の口ざわり風味から、食通の人に賞味されています。昭和59年以降、広く利用されてきたため、秋田県などで栽培が広がってきています。

関連の記事が 京の街角園芸植物・園芸情報 にもありますので、ご覧ください。

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