・ベランダでアロエの花が今頃咲いたのはなぜ?
ベランダにあるアロエが花をつけました。別のベランダにあるアロエも花をつけていましたが、普通では考えられないことです。
なぜならアロエはアフリカ起源で高温性の植物で、以前住んでいたことのあるケニアでも、よく見かけました。マサイ族が住んでいる低地では、テーブルツリーやサボテンと共に、アロエもよく生えており、いつも赤~橙色の花を咲かせていました。
だから日本でも暑い夏に咲くのは分かりますが、今頃咲くのは少しおかしいのです。今年は冬の寒さが厳しくて何度も雪が降り、雪がアロエの鉢に直接積もることはなかったのですが、長期間低温状態にあったのは確かです。その後春になりかなり高温の日が続きましたから、その温度差はかなりあったことでしょう。だから考えられるのは厳しかった冬から春になり、その温度差を感じて花をつけたのかもしれません。
もう一つの理由は寒さが厳しかったこと以外に、二鉢のアロエともかなりの年数栽培しており、弱ってきていた可能性もあります。
生育が衰えると花を着け、タネを残そうとするのは多くの植物で見られる現象です。弱ったサクラの老木が、冬の陽だまりの中で咲くことはよくあります。どちらの原因かは、しばらく生育を見ることで分かるでしょう。
サトイモもアロエと同じく高温性植物で、日本では夏でも普通の年には咲くことはありません。それは熱帯に比べ日本の温度がそれほど高くないからです。しかし日本でも酷暑で暑さが厳しい年には、咲くことがあります。酷暑の年に京都の研究圃場で、写真のようにサトイモが花をつけたことがありました。
サトイモはサトイモ科に属し、ミズバショウ、スパティフィルム、コンニャク、アンスリウムなども同じ仲間で、よく似た花をつけます。
ミズバショウの花と同じに、仏炎苞と呼ばれる苞(サトイモでは橙黄色)に包まれ、その中に黄色の花序があります。
(園芸植物大事典2、1988)
その花序は肉穂花序といい独特の形態をしており、下に雌花、その上に中性花がありその更に上に雄花があります。アンスリウムではこの仏炎苞が鮮やかな色(赤あるいは白色)をしており、開いています。
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