・大きくなった赤ちゃんメダカと石巻貝の共生(続々編)
ヒメダカを飼いだして4ヶ月になります。卵からかえった赤ちゃんメダカも大きくなり、生まれた赤ちゃんメダカを食べる恐れが出てきて子メダカグループに入れていました。その子メダカも大きくなり、親メダカグループに入れてみました。
この冬も寒かったのですが、幸い我が家の居間はマンションの6階で南側の大きなガラス窓から、さんさんと日光が入ります。また夜は床暖房があり、寒さに弱いコチョウランやデンドロビウムなどがあるため、ほぼ20℃くらいの温度が保たれていました。そのためか、親メダカはせっせと卵を産んでくれ、卵を取り出して孵化用水槽に移すのが結構忙しい毎日でした。
大きくなったと思って子メダカを親メダカの水槽に移しましたが、やはりまだまだ小さいようで、親メダカが近づくと逃げまわっておびえているようでした。観察していると、大きい親メダカほど水槽の下に居り、悠然と泳いでいます。一方小さい子メダカほど水槽の上の方にいるようで、住み分けているようです。案外心配していた親メダカによる小さいメダカへのいじめはないようで、子メダカも大分大きくなってきました。
親メダカはよくえさも食べ、よくふんをしてくれるため、水槽もにごりがちで緑色の藻やコケが壁面に付着していました。そこで、コケや藻を食べてくれる巻貝があるのを思い出し、ぺットショップに行って見ました。ありました。熱帯魚などの水槽に入れる石巻貝があり、早速買って帰り、水槽に入れてみました。石巻貝の水質浄化能力は抜群で、見る見るうちに水槽のにごりがなくなり、壁面のコケや藻も薄くなってきました。
この石巻貝はよく見ていると口のところに、歯のような歯舌があり、これで壁面に付着した微細な藻類などの微生物が作るバイオフィルムを削り取って捕食しているようです。野菜のそばにねぎ類など香りのきつい植物を植えると、このネギ類はコンパニオンプランツといって虫害やまた病害の軽減に役立ちます。この石巻貝もコンパニオンプランツのように、自然界では共生関係にあり、自然界における多様な生物の存在する重要性を感じさせられました。
ただこの石巻貝は弱アルカリ性を好むようで、メダカを飼っている弱酸性条件では長期間飼っているとやや弱るようです。それと笑ってしまうのですが、水槽の壁面をぐんぐん上がってきた貝が、あまり上がりすぎて外にぽろっと落ちることがよくあることです。それと水槽の中でも壁面から落ちた拍子に上向きに落ちると、下を向けないで死んでしまうことがあるようで、時々見てやる必要があります。
水槽の掃除をしている際に、相変わらず要領の良い親メダカが居り、掃除につれて巻き上がる藻を食べるついでに、私の取り落とした卵をくわえて逃げてくれます。
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