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2011年4月 4日 (月)

・サザンカからツバキの季節になりました

今年の寒さもやっと峠を越し、サザンカの花もツバキの花に、バトンタッチをしています。サザンカ四国、九州の山地に自生する、わが国の代表的な花木の一つです。

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常緑性の樹木で、高さは45mにもなります。ツバキ科という分類に属し、ツバキと同じツバキ属ツバキ亜属に分類されています。園芸品種では、花の色はピンク赤色などがあります。花弁絞り紅白咲き分け八重咲きなど多様な品種があります。サザンカツバキと非常によく似ていますが、開花期1012です。一方のツバキはご承知のようにに咲きます。

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サザンカ
と同じ頃咲き、よく似た花をつけるのにチャの木があります。チャツバキサザンカと同じ仲間で、ツバキ亜属ではなく、チャ亜属に分類されています。ツバキ亜属では花弁の下にあるガクが開花期前後に脱落しますが、チャ亜属ではガクは開花後も残ります。チャの花は白色で、サザンカよりやや小型ですが、非常によく似ています。

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ツバキ
はわが国の西南部から本州北端まで自生しています。常緑性の樹木で、高さは15mになることもあります。濃緑色光沢があり、美しい花とよく釣合っています。

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サザンカ
同様、江戸時代頃からたくさんの品種が作出され、花形一重八重から完全八重咲きまであります。花色ピンク濃赤色絞りなどがあります。江戸時代シーボルトオランダに持ち帰り、キャメリア名前でたくさんの品種ヨーロッパで作出されています。

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一重咲き
では花弁数が基本の5から若干増えています。八重咲きでは2030枚以上もっと増加した品種もありますが、花弁が増えた分だけおしべの数が減っています。

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ツバキ
花弁を子供の頃よくバラしたことがありますが、内側花弁ほど小さくなり、最後にはおしべと同じような形になっています。

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ツバキ
サザンカの違いは、次の3点で区別されます。

ツバキ開花期ですが、サザンカでは一般に秋~冬に咲きます。

ツバキおしべ基部合体しており、筒状になっています。

サザンカの若い枝には褐色短毛があります。

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ただし、両者は近縁でカンツバキハルサザンカなどの雑種があり、これらでは当然開花期などもいろいろなものがあります。


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コメント

プロフユキさん こんにちは。
わが家には、「炉開き」というユキツバキと茶の自然交配雑種であるとされているものがあります。
私は白い清楚なお茶の花が大好きなので、花弁はピンクだけど、どことなくお茶の花の面影のある「炉開き」に心惹かれて迎えたのです。
調べてみると、お茶の血が入っているということがわかって、とても嬉しかったです。
一重のお花ですが、しべがとっても沢山あって美しいです。
椿の八重咲きのものは「花弁が増えた分だけおしべの数が減っている」という記述、驚きました。
薔薇も「5枚の花弁をもつのが基本形で、多数ある雄しべの一部が花弁に転じる弁化によって、いわゆる八重咲きが生まれる。」ということが、八坂書房の「オールド・ローズブック」に記してあったのを思い出しました。
薔薇に限らず、椿でもそうなのなら、桜などでもそうなのでしょうか?
自然ってほんとうに神秘的で、美しい突然変異もしてくれるものなんですね。


投稿: 亜麻 | 2011年4月 6日 (水) 11時29分

亜麻さん 楽しいコメントを有難うございます。happy01 驚きました、茶とユキツバキの雑種をお持ちなのですね。smile今のままでも十分可愛いでしょうが、実ができたら中のタネをまいてみても案外いいものが出るかもしれませんよ。花弁はピンクということですから、茶にも赤い色の系統もありますからそれが出たのか、あるいはツバキの赤が出たのかもしれませんね。タネをまいてみると、赤の割合がいろいろなものがでるかも知れませんね。delicious 茶にはおしべが120本くらいありますね。
 色んな植物の花弁とおしべができるところを電子顕微鏡で見てきましたが、面白いですよ。happy01 突起が大きく発達しながら、そのうち内側におしべが外側に花弁が分化してきます。本来的にはおしべと花弁はとても近い関係なので、ツバキでもバラでも桜でも、おしべが花弁化することで八重咲きになり、人がそれを選抜してきたのです。smile バラでも桜でも、原種は一重咲きです。野生種ではやはりおしべがあることによりタネができ、それで子孫を残してきましたが、園芸家はそれを接木で増やすため、おしべは不要で豪華な八重を好んで選んで増やしてきたのですね。それでも不思議なのは、そんな変化できる能力を持っていることですね。happy01こればかりは科学でも説明できません。

投稿: プロフユキ | 2011年4月 6日 (水) 22時00分

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