・新鮮な魚介類の食べられる鳴門のびんび屋で昼食をとる
先日高松で長男の合唱団演奏会があり、久しぶりにドライブがてら高松へ向かった。幸い晴天で、明石海峡大橋からの眺望も素晴らしかった。対岸の神戸や須磨も良く見えた。
いつものように淡路サービスアリアで小休止。大観覧車にも乗ってみたいが、先の予定があり今日も下から眺めるだけにする。休日割引で高速料金、特に明石海峡大橋の料金割引はあり難い。鳴戸インターで高速を降り、国道11号線で高松を目指し、鳴戸のびんび屋で昼食をとることにする。
びんびとは魚がぴんぴん跳ねることを表した表現からきている。びんび屋は高松に住んでいた頃にはよく家族で訪れたし、卒業シーズンには研究室の学生とよく来たものだ。漁師の奥さんが経営している店で、新鮮な魚介類が安く食べられ、特に鳴戸ワカメの大きな味噌汁が美味しかった。
だんだんと観光客も増えたせいか行く度に、店が整い奇麗になってきたが、元来は素朴な店で落ち着いて食事がとれた。以前は座敷ですわって食べていたが、最近では椅子席が増えてきた。
店のすぐ前は播磨灘で、漁師が朝釣ってきた魚がすぐさばかれ、刺身など新鮮なのと大きくて、ほとんど生き造り感覚で食べられるが、歯の悪い人にはコリコリしてちょっと食べにくいほどである。
陳列棚にはその日のお勧めの焼き魚、煮魚が並べられている。これを見ると、父が焼き魚が好きであったことを思い出す。欧米の肉食系の人には、この尾頭付きの魚は気味が悪いらしい。小さなめざしで嫌がる。われわれ日本人には、丸のまま料理した七面鳥やニワトリの頭、豚の頭料理が気味の悪いのと同じだろう。
駐車場も完備しており、たくさんのお客さんが来ても対応できるように、生簀にはタイ、ハマチ、イセエビ、アワビ、シャコなどがいつも入れられている。
メニューと料金をつけておいたが、昼食でも夕食でも2000円までで刺身、焼き魚、天麩羅に堪能する。タコめしは炊き立てのご飯の上にタコの足をのせ、ワサビとエンドウがトッピングされており、私の好きな料理である。
注文して直ぐに料理が出てくるのも、旅行客にはあり難い。店の前では魚やイカの日干しが作られており、新鮮なものをお土産にできる。また鳴戸ワカメや瀬戸内のイリコなども販売している。
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