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2011年1月 3日 (月)

・これから需要の伸びるサイシンの栽培と利用

サイシンハクサイの仲間の1年生植物です。原産地はヨーロッパですが、中国に古くに渡来後、アジアで野菜として発達しました菜心(さいしん)あるいは菜苔(ツァイタイ)、油菜心(イウツァイシン)などと呼ばれています。日本ではまだあまり普及していませんが、作りやすい野菜で栄養価も高い野菜です。つぼみのある茎と若葉を食べ、どんな料理にもよくあいます。

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直播で栽培し、39月頃に播種して511月頃に収穫できます。低温期ではつぼみができやすいので、温暖期にタネを播き、大きくしてから寒さにあうようにします。多くの品種は早生種で、生育期間30日~45日くらいです。暑さ寒さにも強く、生育は旺盛です。栽植密度や施肥量は普通の菜っ葉類と同じです。生育期間が短いので病虫害は比較的少なく、特に低温期ではあまり問題になりません。高温期に病虫害発生する場合には、被害が広がらないよう早めに防除します。寒冷紗などのべたがけでも虫害を防げます。

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つぼみ高温期でもできやすく、小苗で出らいすると葉数が増えなかったり茎が細くなると共に、つぼみをつけた茎(とう)の伸びが悪くなります。そこで、肥料切れを起こさせないよう元肥を入れたり、また乾燥させないようこまめに潅水をすると、大きな苗になってからつぼみができるようになり、収量も増えます。つぼみが見えはじめると追肥と潅水をしてやり、とうを伸長させるようにします。播種後40くらいで収穫できますが、開花すると茎が固くなるので、早めに収穫します。

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中国や東南アジアでは、よく油いためして食べられています。日本でもつぼみを食べるブロッコリーやニンニクのとうなどの花菜類の消費が伸びています。それは花菜類の栄養価が高くおいしいからです。ハクサイと比べるとビタミンA(カロテン)8倍、ビタミンC鉄分は5倍、カルシウム1.2倍多く含んでいます。

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中華料理ではお湯に少し油を入れてさっとゆで、水気を取ってから長い茎のまま料理されます。鮮やかな緑色のままで仕上げ、これにシイタケ、干しエビなどの入ったあんをかけます。油炒めにも良く、味にくせが無いのでさっとゆでて和え物、おひたし、漬けもなど和食にもよくあいます。よく似た種類にカイラン紅菜苔があり、これもつぼみと共に若い茎葉を食べます。調理法はサイシンと同じです。

関連の記事が 園芸植物・園芸事情 と 野菜とその花の紹介 にもありますので、ご覧ください。

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