・パスポート申請には写真サイズにご注意を
先日現在手持ちのパスポートの有効期限がまもなく切れるので、その更新をすることにした。更新には一般旅券発給申請書、申請者本人を確認する書類、現在の旅券と写真(縁なし 縦45mm x 横35mm)1枚が必要になる。そこで、近所に証明書写真の写せる証明写真ボックスがあったので、申請書の注意書きにあるサイズに気をつけて撮った。
最新の数次パスポート(10年)
必要書類を持って、京都駅ビル8階にある京都府旅券事務所に行った。必要書類を出すと、申請書のボールペンの色が問題でと言って奥に引っ込む。実は黒インクか黒色ボールペンで記入とあったのだが、いつも使っている濃紺のボールペンで記入していたのである。一緒に申請したワイフは、黒色ボールペンで記入していたので、問題はなさそうである。幸い私の申請書も、この色なら自署が多少薄くなるかも知れないが大丈夫でしょうとのことであった。
しかし、またもや係員の手が止まり、写真にスケールをあて、厳密に顔のサイズを測っている。証明書写真ボックスでは、顔の大きさに注意して取ったのだが不安になる。ワイフの係員も写真にスケールを当て、何か厳密に測っている。どちらの写真も顔のサイズが基準に合っていないのと、私の写真では眼鏡に光が当たって反射しているので、これでは両方ともダメだとのことである。どうしようかと途方にくれていると、事務的に指を指し、隣の部屋で取ってきてくださいとのことである。そちらに行ってみると、なんと便利なことに、旅券(10年)受け取り時に貼る収入印紙(14000円)・京都府収入証紙(2000円)の窓口の横に、写真撮影用コーナーがあるではないか。それはそれは便利様と、やむなくそこで写真を撮って貰う。つい近所で安く上げられるかと思ったのが、逆に高くついてしまった。
思い起こせば今まで公用旅券も、一般旅券も何度も更新してきた。私の最初に一般旅券(パスポート)を作ったのは30歳のときで、ハワイで行われた米国の園芸学会に出席するためであった。その時にはアメリカに行くのに、ビザが必要であった。その時のパスポートは帰国まで有効の物であり、その表紙は農紺色であった。それ以来現在まで6回にわたって更新してきているが、その間パスポートのサイズも小型になり、表紙も数次旅券では赤色になっている。
何度も海外に出かけたが、正式なパスポートでない帰国のための渡航書で帰国したこともある。海外でパスポートを失うと再発行(正式には帰国後)に手間取り、大変である。オランダでは日本大使館はアムステルダムにはなく、約40km南のハーグまで行かなければならない。帰国のための渡航書発行にも必要なので、旧パスポートと写真のコピーは是非持っているべきである(最低でも旅券番号と有効期限が必要)。当然その発行にもお金もいるので、お金は分けて身につけていなければならない。また海外でレンタカーを借りるには、国内で国際運転免許証を作っておく必要がある。
公用旅券も何度か使ってきた。公用旅券では一般旅券と異なり、保持者の氏名・官職・渡航先が記載されている。最初はパリ経由でアフリカのケニアに1年間行った時であり、1986年の7月であった。国際協力事業団(JICA、現国際協力機構)の依頼で、ジョモケニヤッタ農工大学プロジェクトの長期専門家としての出張であった。ケニアにはその後1991年7月にも、短期専門家として行っている。
その後はタイとのつながりが深くなり、やはりJICAの依頼で1991年3月に、プロジェクトの事前調査団員として訪れた。その計画も正式に動き出し、1994年5月にはタイ・チェンマイ大学植物バイオテクノロジー研究計画に関する計画打ち合わせ調査団員として、1996年2月には同プロジェクトの巡回指導調査団長として訪れている。また、その後も1997年6月には短期専門家としてチェンマイに滞在し、1998年3月には同プロジェクトの終了計画打ち合わせ調査団員として出張している。
国際運転免許証
帰国のための渡航書
関連の記事が 随想、海外の国々 と プロフ・ユキの訪れた海外の国々 にもありますので、ご覧ください。
公務に使った公用旅券
今まで使ってきた一般旅券
写真サイズ
| 固定リンク
「・随想 Random Thoughts」カテゴリの記事
- ・ウクライでは戦況に応じて記念切手を数回発行して国民を激励し、ヨーロッパ諸国などもウクライナ支援切手を発行しています(2023.04.16)
- ・4月のある日美術館えきKYOTOで、「久保 修の切絵の世界」を見てきました(2019.05.09)
- ・先日ウイングス京都での大菅誠司氏による「樂・遊書畫展」に家人と行ってきました(2018.10.26)
- ・知っているようで詳しくは知らない風呂敷の包み方を紹介します(2017.11.30)
- ・大阪の国立国際美術館で開催中のブリューゲル作の「バベルの塔」展を見てきました! (2017.10.01)
コメント