・メダカの卵が次々とでき、赤ちゃんが孵りました
八百一の郷の若い社員のAさんから、メダカが殖えて困るというので数匹貰った。金魚を飼育した経験はあったがメダカは初体験で、寒さにも丈夫だろうくらいに簡単に考えて飼うことにした。何人かの友人が大きな容器で立派な金魚を飼ってマメに管理しているのを知っているので、金魚では大変だがメダカなら多少怠けていても大丈夫だろうと思ったのだ。
親メダカ
容器はこの夏に買ったカブトムシとクワガタの容器があいているので、とりあえず親メダカと子メダカを分けて入れることにした。しかししばらくして、水草が足りないな、底に砂を敷いた方がいいな、またえさをどうしようかなどと不安になってきた。また、親メダカと思しき大きなものが数匹いるので、卵ができた後はどうしたら良いのだろうかなどと不安が頭をよぎった。
子メダカ1
そこで時間のある時にペットショップに出かけ、とりあえず底に敷く砂、水草とメダカ用のえさを買った。Aさんから貰ったのと同じえさで安心した。朝晩少しずつえさをやっていたが、結構食べ残しが出たり糞がたまり、親のいる水槽では特に水の汚れが気になってきた。幸い小さなスポイトがあったので、底にたまった汚れを除くことにした。これがやりだすと結構気になり、なかなかきれいにするのは大変だった。また汚れた水を替えるために、いつも汲み置きの水をベランダにおいておきカルキを抜くのも日課になった。
そのうち水草に卵が数個付着しているのに気づき、よくみると雌メダカが下腹部に数個の卵をつけて泳いでいるのに気がついた。よく見ていると雄メダカの尻ビレは大きくて長いが、雌のは尾にいくほど短くなっているのと、腹部がやや膨らんでいるので簡単に区別ができた。また、雄の背ビレは長くて切れ込みがあるようであった。最初は孵化するのを単純に待っていたが、メダカの資料(藤沢メダカの学校をつくる会)を見ると、卵は美味しくて栄養価も高いので他のメダカが食べてしまう心配が出てきた。
水草に付着している卵をスポイトかピンセットで取り、孵化用水槽に水草を入れそこに移すことにした。幸いメダカを飼っているKさんから、余った金魚鉢を頂いたので、親メダカをそこに移し、空いた容器を孵化用にすることにした。これで、親メダカ、子メダカと孵化用の3水槽で管理することになった。
メダカの産卵後孵化までの積算温度は250℃・日とかで、水温25℃で10日かかる計算になる。今の水温は20℃以下で、孵化には2週間から3週間かかると思われた。4,5日前に、まず1匹孵化し、水草についている卵を見ると黒い2個の目玉がぎょろっとしているのには驚いた。目は産卵後半日で分化し、3日目には黒くて目立つようになるようである。昨日、今日と1匹ずつ増え、現在は3匹の赤ちゃんメダカになった。
赤ちゃんメダカは目玉ばっかりのオタマジャクシのようで、ヒレはまだ発達していない。水槽表面のしかも縁の水草に囲まれたところでじっとしており、目玉以外は透明で見つけるのは難しい。あまり前は見えないのか、よく赤ちゃん同士ぶつかっては慌てて飛び離れる様子がほほえましい。慣れてくると下に潜ったりもし、活発に泳ぐようになってきた。泳ぎ方を見ると親メダカはゆったり泳ぐが、子メダカはせわしなく泳ぐようで、それだけ身を守るよう周囲に注意しているのだろう。
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