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2010年8月 6日 (金)

・真夏に咲くタフなノウゼンカズラ

                              ノウゼンカズラ全体の草姿

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真夏に咲く花として印象的な花に、ノウゼンカズラがある。香川大学に赴任して移り住んだ池戸町の官舎の垣根に、ノウゼンカズラがまとわり付いていた。暑い夏で、瀬戸内のことで雨もあまり降らないのに、オレンジ色の花をたくさん元気に咲かせていた。

あいにく二間で収納スペースもあまり無く、お隣の先生と仕事の終わった後や土日に、廃材を貰ってきてこつこつと、もう一間ピアノ置く頑丈な部屋を建てました。しかし次男が生まれることもありやはり不便なので、高松市内のより大きな官舎に転居した。その官舎にも周囲の生垣に、ノウゼンカズラがたくさん咲いていた。

そんな思い出深いノウゼンカズラの花だが、その後転居した昭和町宿舎は始めてのアパートで、庭も無くノウゼンカズラを栽培できなかった。その後屋島京都と転居したが、ノウゼンカズラとの縁は切れていた。しかし、京都でも町のあちこちにその花を見かけると、ああ咲いているなと、懐かしい気持ちをいだいていた。

ノウゼンカズラはノウゼンカズラ属で、落葉性のつる性木本。中国原産のノウゼンカズラ(Campsis grandflora)と北アメリカ原産のアメリカノウゼンカズラ(C. radicans)2種類があり、更にその雑種もある。ノウゼンカズラの花色は濃橙赤色だが、アメリカノウゼンカズラは花の内部まで緋黄色で、ノウゼンカズラより花茎は短い。

ノウゼンカズラの英名はChinese trumpet creeper、あるいはChinese trumpet flower。日本には平安時代に渡来した。長さ10mくらいに伸びるつるに、羽状複葉の葉をつける。7月以降、新梢の先端にたくさんの花が円錐形につくため、円錐花序と呼ばれる。花冠は合弁で、筒状またはロート状で5裂する。おしべは花筒内につき、4本の内2本が長い。おしべと花弁は同一の花器原基に由来するため、このように融着する植物の例は多い。めしべの柱頭は2裂する。

栽培は容易だが、日当たりが良く排水の良い場所を好む。早春、萌芽前に伸びた枝を切って、基部の2,3芽を残すように整枝する。挿木で容易に増殖できる。耐寒性はないので、寒地では栽培に適さない。

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                                      ノウゼンカズラの花

Photo

                             ノウゼンカズラの花の形態

                               (園芸植物大事典、1989

2a                                     ノウゼンカズラの円錐花序

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