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2010年8月29日 (日)

・真夏にたくさんの黄白色の花をつけるエンジュ

エンジュの木が京都市内のあちこちに、街路樹として植えられている。特によく車で通る葛野中通り天神川四条から五条天神川にかけて、丁度今が花時で黄白色の蝶形花を今を盛りと咲き(図1)、落下した花で周辺を黄色に染めている(図2)。

マメ科ソフォラ属で、学名はSophora japonica L.

中国北部原産の落葉性高木で、高さ20mにもなる。英名はChinese scholar treeJapanese pagoda treeで、漢名は槐樹。樹皮は暗褐色で、灰色を帯び、縦に不規則な割れ目がある(図3)。

古くから日本に渡来して、街路樹公園樹として利用され、耐寒性もある。葉は奇数羽状複葉で互生し、小葉は7~13個あり、長さ35センチの卵形で、先端はとがっている(図4)。よく似た木にニセアカシアがあるが、その小葉の先端はわずかにくぼんでいる。エンジュの開花期は7~8なのに対して、ニセアカシアの開花期は56。今年は暑いので、9月いっぱいは咲きそうである。エンジュの葉が深緑色なのに対し、枝先に着く花序は黄白色なので(図5)、その対比が鮮やかで目立つ。

エンジュの花は長さ30cmくらいで円錐花序となり、おしべは10本あり、離生する。花序にはたくさんの花があり、蜂などの重要な蜜源植物となっている。

果実は熟すると数珠状になり、長さは37cmくらいになる。種実と花らいは薬用になり、乾燥させたものには止血作用があるという。つぼみを黄色、樹皮や果皮を栗色の染料とし、幹は家具や彫刻材になる。

          A_3          図5 エンジュの草姿

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           図1 花序

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           図4 葉

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        図3 樹皮

5_3        図2 株元に落下した花

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