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2010年7月25日 (日)

・私の知的生産技術、現在の三種の神器

 現在の私の知的生産技術における三種の神器は、基本的には以前と変わらないが、その詳細はかなり様変わりしている。

その1はパーソナルコンピューター(PC, プリンターを含む)の充実で、その重要性は以前に比べて飛躍的に高くなった。PCデスクトップ(NEC-VS)、仕事場用ノートパソコン(東芝Satelite L、旅行用(海外)のミニパソコン(中国製EeePC)の3台を、必要に応じて使っている。

プリンターエプソンPM-A920は必須機材で、印刷機能に付け加え、スキャナーピー機能は必要不可欠な機能である。以前に使っていたコピー機は、現在のマンション住まいもあり、処分してしまった。 

 

PCを使って文書作成写真データー処理をするが、

写真データー処理ではトリミングサイズ変更して保存しデーターベースDB)構築をしている。写真が以前のネガフィルムやスライドのポジフィルムから、デジタル化しているので、PC処理が更に有効となっている。  

更に、保存媒体MOCDからハードディスクあるいはメモリースティックに変わると共に、その容量の飛躍的拡大もあり、以前にはできなかった画像処理とその保存・DB化が可能となっている。

 また、インターネットによる外部DB経由の資料収集(例えば学会等のDB以外に、ルーラル電子図書館タキイ園芸新知識記事検索なども有効で、以前に私もしていた個人DB化はもうほとんど不要となり、これらインターネット利用によるDBの利用で、個人的蔵書の必要性もかなり軽減された。特に定年退職後の現在では、研究室と図書館の蔵書の利用が不便となったが、最低限の蔵書があれば、現在ではこれらのDBの利用で家に居ながらにして仕事のできることは有難い。

原稿作成も以前はこざね法(梅棹忠夫:「知的生産の技術」)で手書きをしていたが、現在ではPC作成へ移行している。しかし原稿作成の基本はこざね法とまったく変わらず、(1)アイデア断片の記入とその集積(2)グループ化 (3)並べ替え(4)推敲をして、原稿を作成している。

PCを使ったメール情報交換をしているが、以前は郵送していた原稿送付も、ほとんどメールへの原稿と図表・写真の添付で処理ができるようになった(時には、クロネコヤマトのメール便も有効であるが)。もっとも、先方にメールの送れる最大容量を確認しておく必要があるが、相手がプロの場合には問題はない。

 その2はデジタルカメラである。以前にはT先生やN 

先輩の影響もあり、ニコーマート3台にそれぞれマイクロニッコールを使っていた。フィルムも白黒フィルム、カラーフィルムとリバーサルを使い、しかもフィルム会社も特定のものを使っていた。学生諸君にもやかましく行って、ポジとネガで記録をとってもらっていた。しかしデジタルカメラの普及により、ついに1昨年中ヨーロッパ旅行を前にニコンの専門店を訪ね、以前のカメラを引き取ってもらい、デジタルカメラに交換した。

  デジカメも家庭用にはフジフィルムの出始めた機種を使っていたが、電池の容量が少なく実用化を危ぶんでいた。しかし、電池の充電機能が飛躍的に改良され、家庭用にはFinePix 601FUJI)を、仕事用にはNikon:D80( レンズ:NIKKOR10-70mm,75-300mm)を使用している。

 また、また電池の充電機能充実に付け加え、写真データーを保存する媒体の容量も飛躍的に拡充され、その利用性は増加している。手振れ防止や、各種の補正機能も有難い。さらに、海外旅行中には写真の保存場所に、ミニパソコンを携帯していると便利で、以前のようにスマートカードを何枚も持って行く必要が無くなった。以前にはあきらめていた長期の海外旅行中のメールの送受信も、ミニパソコンがあれば国内に居ると同様にできるようになり、緊急の連絡を待っている場合には有難い。

その3は携帯電話の利用である。以前には電子手帳も何種類か使ってみた。今から25年前、ODAでケニアのジョモケニヤッタ農工大学に行く際、電話番号を保存できる機種を使って、住所録として使ったのが最初であった。その後シャープの電子手帳も何機種か使ったが、結局入力が不便で使うのを止めた。

それは携帯電話の機能が充実してきたからである。現在使用している携帯電話(auの簡単機種で十分)は、メール主に使っている。しかしそれ以外に簡単機種でも住所録(電話録)メモ(物忘れ防止に有効)写真機(圃場での病虫害や異常の記録用)、計算機、アラーム、カレンダー、時計など多機能が、標準でついている。また、PCマイニフティカレンダーにある通知機能を使えば、忘れてはいけない行事や仕事の予定を、携帯電話に日時指定でメールが送れるのも便利である。

以前出張が多かったときには、旅行日程や宿泊ホテルの電話番号、ファックス番号を書いた日程表を作成して留守家族に渡していた。しかし今では国内外を問わず携帯電話を携行していれば連絡はつくので、旅行日程表も書かなくなった。

私が携帯電話を持ち始めた理由は、ワイフへの帰るコールをする必要性からだった。大学を出る際に帰るコールをすると、ワイフがマンションの地下駐車場の扉の開け閉めをしてくれ、帰宅と同時にスムースに駐車できるからであった。もっとも、これにはワイフの協力が不可欠であるが。現在では更に、仕事の連絡、友人との情報交換あるいは孫とのメル友になるなど、多機能に使って重宝している。

Photo_4

左の本の内容の詳細を見るためには、梅棹忠夫(緑色)をクリックしてください。

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