2018年4月18日 (水)

・弥生3月末には今年も第58回目の京のツバキ展が京都植物園で開催されました(その3) 

京都植物園でのツバキ展で京椿の名花を紹介してきましたが、中でも法然院 奥村邸 地蔵院などの五色散椿 では花の咲き分けがあり、1本のツバキの木に紅色、白色、白色に紅の絞りなどが入り、「花の咲き分け」の不思議さに驚かされます。「花の咲き分け」は「源平咲き」などとも呼ばれます。それは源氏の旗が白色、平氏の旗が赤色だったことから、そう呼ばれています。この「源平咲き」は、モモや、ウメでは有名で、ツバキやツツジの仲間でも見られます。

今回紹介する奥村邸の五色散椿は、1本の木で4本の幹があり、それぞれに紅色、ピンク色、白色で紅の絞りが入ったりしています。幹を子細に観察しても、接木した跡は見られません。このような「咲き分け」が起こる機構としては、トランスポゾンと呼ばれる染色体の中を動く遺伝子が関係していると推定されています。ツバキの赤色はアントシアニン色素が合成されるためですが、その生成されるいくつかの過程の酵素にトランスポゾンが関与し、その生成をブロックします。この過程が完全にブロックされると白色になります。一方、部分的にブロックされる場所とされない場所がある場合には、ブロックされない場所ではアントシアニンが形成されそこだけに絞り模様になって紅色が発現します。

奥村邸は上賀茂神社の少し北の柊野(ヒラギノ)地区にあり、京都市の天然記念物に指定され、次のような説明があります。

「柊野の散椿(チリツバキ) 

散椿は、ツバキの園芸品種で、花弁がそれぞれ離れて散るところから、その名がある。 この柊野の散椿は、本来一本であったが、後に根元に土盛りがなされたため、現在は地表で四幹となっている。各幹がそれぞれの方向に伸長して形成する樹冠は散椿としては極めて大きく、全国的に見ても有数の規模の貴重なツバキである。花は赤と白の咲き分けで、毎年四月には見事な花を数多くつける。昭和五十九年六月一日京都市指定天然記念物に指定された。」

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奥村邸の五色散椿

1本のツバキの木に、このような「咲き分け」が起こり、紅、ピンク、白地に紅絞りの花が咲き、非常に豪華です。花は花弁ごと落花しないで、花弁がハラハラと散ります。

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2018年4月15日 (日)

・弥生3月末には今年も第58回目の京のツバキ展が京都植物園で開催されました(その2)

前回ツバキの概略と京都植物園でのツバキ展を紹介しました。ここにはその続きとして社寺の残りのツバキを紹介します。

ツバキ展では切り枝の花になるため、本来はその現地でツバキの花を見て貰えれば、一層趣が増します。そのようなツバキの例として、北野天満宮近くで天野屋利兵衛ゆかりの地蔵院のの散りツバキを紹介しています。ツバキは花ごとポロっと落ちると思われがちですが、サクラのように花弁がはらはら落ちる散ツバキもあります。また、白河上皇が院政を敷いていたゆかりの城南宮にもツバキのコレクションがあり、特に自生のヤブツバキを初めその他300本の椿の花のある事を先に紹介しています。また、千本釈迦堂には大好きで見事な幾何学的模様をしたピンクの乙女椿のあることを紹介 しています。

 

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大聖寺・玉兎

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2018年4月12日 (木)

・弥生3月末には今年も第58回目の京のツバキ展が京都植物園で開催されました(その1)

ツバキ(別名ヤブツバキ)は日本原産で、日本の本州、四国、九州、南西諸島に、また国外では朝鮮半島南部と台湾に分布する高木です。学名はCamellia japonica)で、ツバキ科ツバキ属の常緑樹です。本州中北部にはごく近縁のユキツバキがあり、ツバキは海岸沿いに青森県まで分布し、ユキツバキはより内陸で標高の高い位置にあって住み分けています。ユキツバキの学名はCamellia rusticana で、ツバキ科ツバキ属の常緑低木です。主に日本の太平洋側に分布するヤブツバキが東北地方から北陸地方の日本海側の多雪地帯に適応したものと考えられています。

日本には多くのツバキの品種がありますが、基本的にはこのヤブツバキとユキツバキの2種に由来しています。これらのツバキは日本人に古くから愛されて、歌に歌われてきました。京都では幸いに戦災の被害から免れ、社寺に植えられていた由緒あるツバキが巨木になり、天皇、茶人、武将、高僧、文人などにより京都の歴史を物語ってきた銘木が今なお健やかに生育しています。京都園芸倶楽部では、これらの銘木の切り枝を一堂に集め、公開展示しています。それらの名花を2回に分けて紹介します。

毎年この時期には花寄せに各社寺にいきますが、先には奥村邸 平岡八幡宮のツバキには先に紹介しています。

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霊鑑寺・舞鶴 

霊鑑寺(京都市左京区鹿ケ谷)は寺格の高い比丘尼(びくに)御所。後水尾院遺愛の散椿をはじめ、日光の巨木、舞鶴、曙など由緒ある京椿が多く植栽されています。

舞鶴は紅色地で、白斑入りの一重で中輪の花です。

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2018年4月 4日 (水)

・如月から弥生に移る頃、京都植物園の正面を彩る葉ボタンの花壇を見ました

ハボタンは漢字で葉牡丹と書き、学名は Brassica oleracea var. acephala f. tricolorです。アブラナ科アブラナ属の多年草で、鮮やかな葉を鑑賞します。耐寒性があり冬の公園に植えられたり、お正月の寄せ植えにもよく利用されます。低温に遭遇してから展開して来る葉では葉緑素が抜け、白やクリーム色、または紫、赤、桃色等に色づきます。 それまでの葉は周縁部を緑色に縁どり、中心部の葉が赤や白色になりコントラストが美しくなります。

江戸中期にケールが主に観賞用として栽培されるうち、品種改良されてはボタンが育成されました。明治以降は冬の園芸植物として広まる他に海外にも紹介され、現在では世界各地で栽培されています。

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ハボタン花壇全体

 赤、白、ピンク色のハボタンが種類別に植えられています。中央斜めに植わっているのは「紅くじゃく」です。

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2018年4月 1日 (日)

・英国で買ったお気に入りで愛らしい花模様の「ミラベル」のカップ&ソーサー

しばらく陶磁器のコレクションを紹介していませんでしたが、いつも紅茶を飲むときに使っている、英国で買ったお気に入りのティーセットを紹介します。まだ外国製品の輸入税が高かったころ、国際シンポに出た後ロンドンのリージェント通りにあったウエジウッドの本店で、可愛い花模様の洋食器セットが目に留まりました。6客のカップ&ソーサー、ティーポット、シュガーポット、クリーマー、大中小のプレートとトレーまで揃っていました。その模様は今まで日本は見たことのなかった、チュリープなど春のお花が淡く綺麗に描かれた「ミラベル」というシリーズでとても気に入りました。まだ結婚間もない頃で、この洋食器セットがあればお客さんがあっても困る事はないだろうと、思い切って買い船便で送ってもらいました。

 ウエジウッドの陶器には花模様がよく描かれています。それはあの「種の起源」を書き、進化論を提唱した生物学者のダーウインが関係しています。それは先にイングリッシュガーデンを紹介した折に書ましたが、ウエジウッドを創設したジョサイア・ウエジウッドはダーウィンの母方の祖父にあたります。またダーウィン自身も1839年に、ウエジウッド家出身のエマと結婚しており、ダーウィン家とウエジウッド家は深い絆に結ばれています。そんなわけでウエジウッドと花模様は、切っても切れない縁があります。

 その後何度かロンドンに行くたびにそれ以外の「オズボーン」などのカップ&ソーサーやカフスボタンなどを買いました。それらの内飾り小皿ブルーが基調のジャスパーシリーズキャンドルスタンドシンブル カフスボタンなどについて先に紹介しています。今回は「ミラベル」のティーセットを紹介します。この「ミラベル」シリーズは

愛らしい花模様と優しい色彩が印象的なデザインで、 1976年~1998年まで製造され現在では廃盤のシリーズです。今でも日本ではほとんど見ることのないシリーズで、大事にしています。

 

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ミラベル・ティーセットとティーコージー

 ティーコージーTea Cosyティーコゼーとも言われ、紅茶をよく飲むイギリスではポットを保温するための必需品です。日本では、ティーポットカバーやティーポットウォーマーと呼ばれたりします。

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2018年3月29日 (木)

・如月から弥生に移る頃、キンポウゲ科のフクジュソウ、バイカオウレン、セツブンソウとミスミソウの花が咲いてきました

平安の昔には自然に生えていた山野草も重要なビタミンなどの補給源でした。貴重なミカン類も囲ってあったものはなくなり、春の七草などを求めて雪の中に、平安人は若菜を摘みに出かけたことでしょう。お世話になった人にも届けたりしたこともあったでしょうし、季節の変わり目を喜びながら野山を散策もしたことでしょう。

「君がため 春の野に出でて 若菜摘む 我が衣手に 雪は降りつつ」百人一首の 光孝天皇の和歌が思い出されます。またこれ以外にも、七草摘みの歌はいろいろあるようです。「若菜つむ 飛火の野守 春日野に けふ降る雨の あすや待つらむ」 藤原定家

「かへりみる 都は野辺の 朝霞 たてるいづくに 若菜つむらん」  順徳院

明日よりは 春菜摘まむと標めし野に 昨日も今日も雪は降りつつ山部赤人
 

 若菜ではありませんが、京都植物園で見た春の訪れを感じさせるキンポウゲ科4種の花を紹介します。

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キンポウゲ科4種の花

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2018年3月23日 (金)

・弥生3月の居間の窓辺では昨年頂いたファレノプシスが再び咲きだして満開を迎えています

ベランダでは最近の異常気候の影響を受け、暑かったり寒かったりで、パンジーだけは元気に咲いていて先日紹介 しました。それ以外のラベンダーやロ-ズマリーの花はまだ寒いため、じっくり根を広げ春の来るのを待っているようです。一方室内の南向きの居間では暖かいため、シクラメンに交じりブーゲンビレア、ハイビスカス、デンドロンビウムが咲き、昨年咲き終わって切り戻していたファレノプシスも咲き始めています。ミニファレノプシスは昨年9月に紹介しています、驚いたことにまだ咲き続けています。ハイビスカスも昨年9月の紹介した頃は毎日1輪ずつ咲いていましたが、今は2,3日おきですがそれでもまだ咲いています。ブーゲンビレアの花も日当たりが良いせいか、まだまだ咲き続いています。ここには窓際の花たちと咲きかけてきたファレノプシスの花を紹介します。

コチョウラン (学名:Phalaenopsis aphrodite) は、ラン科植物の一つで、東南アジアに分布し、白やピンク色の美しい花をつけます。日本では贈り物によく使われる定番の花です。花の複雑な形態については先に紹介しています。

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ピンクのファレノプシス

上段は2月11日のファレノプシスで、下段は3月16日のファレノプシス

です。

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2018年3月16日 (金)

・イタリア野菜関連の本の3冊目が4月に刊行されます

先に「はじめてのイタリア野菜」を出したことを紹介いたしました。 珍しいイタリア関連の野菜の紹介 に加えて、その栽培方法や料理のことを紹介したのが好評のようで現在4版を重ねています。その後やや専門的になりますが、そのうち29種を選んでその改訂版を最新農業技術・野菜Vol.10」として、おなじ農文協から昨年10月に出しました。続いて、今度は組み方を変え広く一般の人を対象に、美味しくて彩りの良い野菜を選んだ本が企画され、「おいしい彩り野菜のつくりかた 」がこの4月刊行を控えています。今回はそのことを紹介いたします。

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カステルフランコ

 野菜と思えないイタリアの野菜でトレビスの仲間・カステルフランコです(イタリアでのカステルフランコ祭のポスターから)

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2018年3月 7日 (水)

・如月の初め花屋には小さな花がいっぱいのサクラソウなど春の花が並んでいました

勤め始めた頃、栽培した花にサクラソウ類がありました。小さな花がいっぱい集まって咲いていて、それまで育てていたギクの花などとは随分変わっていました。花の中心を見ているとさらに小さな蕾が見え、それぞれに細くて長い花柄がついていました。

そんなサクラソウを見ていると、古文で習った清少納言の「枕草子」の「小さきものいとおかし」そんな文章だったかを思いだし、ちょっと調べてみました。

「うつくしきもの。瓜にかきたる児(ちご)の顔。すずめの子の、ねず鳴きするに踊り来る。

二つ三つばかりなる児の、急ぎてはひ来る道に、いと小さき塵(ちり)のありけるを目ざとに見つけて、いとをかしげなる指にとらへて、大人などに見せたる、いとうつくし。」

(かわいらしいもの。瓜に描いた幼い子供の顔。すずめの子が、ねずみの鳴きまねをすると飛び跳ねて寄って来る様子。 2、3歳ぐらいの子どもが、急いで這って来る途中で、とても小さい塵があったのを目ざとく見つけて、とてもかわいらしい指でつかまえて、大人などに見せている様子は、たいそうかわいらしい。--フロンティア古典教室より--

 中略

 「雛(ひな)の調度。蓮(はちす)の浮き葉のいと小さきを、池より取り上げたる。葵(あおい)のいと小さき。なにもなにも、小さきものはみなうつくし。」

(人形遊びの道具。蓮の浮き葉のとても小さいのを、池から取り上げたもの。葵のたいへん小さいもの。何もかも、小さいものは全部かわいらしい。)

 今日は先日見た、春の花の小さな蕾などを紹介します。

 

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サクラソウ類

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2018年2月23日 (金)

・あなたはパンジーのことを「ママ母ちゃん」なんて呼ぶ国があるのをご存知ですか?

ベランダでは寒い日でも健気にパンジーやビオラが咲いていて、そのことを先に紹介しています 。パンジーの花は少しうつむいて咲いているので、何かを考えている様子を連想します。フランス人はこの花のことをpensėeパンセと言っています。pensėeはラテン語のpensāreペンサーレからきた瞑想とか、物思いを表す言葉です。瞑想と言えばパスカルの書いた本「パンセ」を思い出す人も多いでしょう。そのpensėeが英語に入ってpansyパンジーとなりました。イギリス人はパンジーのことをpansyパンジーのほかに、「心の安らぎ」heartseaseasとも呼んでいます。ところがこの花をドイツ人はpensėeという外来語も使っていますが、一風変わった名前で呼んだりもしています。なんと「ママ母ちゃん」と呼んでいます。なぜそう呼ぶのか分かりますか、花の形がヒントです。

パンジーはスミレ科スミレ属の園芸植物で、ヨーロッパに分布している数種のスミレが交配されて育成されてきました。高温多湿には苦手で梅雨時にはたいてい枯れてしまいますが、耐寒性はかなりあり先日の雪にも負けずベランダでは今も咲き続けています。大きさ、形、色など多種多様な品種が育成されており、育てやすい草花です。ビオラとパンジーが園芸種にはありますが性質はほとんど同じで、その区別は大まかですが

花径5cm以上をパンジー、4cm以下をビオラと分けています。

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パンジー

 そこでベランダで咲いているパンジーから1品種、ビオラから5品種を選んで花の形を見ることにしましょう。

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2018年2月16日 (金)

・ラナンキュラスのリビエラ系統という珍しい形態の花を頂きました

1月末に家人が、友人宅からお土産に花束を貰って帰宅しました。すぐ花瓶に生けていましたが、その花が変わっていました。その花はラナンキュラスだと思いましたが、たくさんある白色の花弁の内側から、緑色の葉が多数突き出ています。その形があまりに興味を引いたので写真に撮って調べてみました。するとラナンキュラスのなかでも特異な、リビエラという系統のようでした。

ラナンキュラスはキンポウゲ科キンポウゲ属の半耐寒性球根です。学名はRanunculus asiatics で、別名はハナキンポウゲで、原産地はヨーロッパ、西アジアです。キンポウゲ属の植物は世界中に500種以上が分布します。園芸でラナンキュラスの名前で出回っているのはそのうちの1種、ラナンキュラス・アシアティクスの改良品種が多くを占めています。名前はラテン語でカエルを意味する「ラナ」に由来しており、ラナンキュラスの仲間の多くが、カエルが住むような湿地に自生することにちなみます。

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ラナンキュラス

左が普通のラナンキュラスの品種で、真中がリビエラ、右端がリビエラの塊根です。

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2018年2月 8日 (木)

・京都植物園の温室で行われている洋ラン展の入選作品他を見てきました

京都府立植物園では毎年1月末から2月にかけて、温室で洋ラン展を開催していて、2015年の折にその様子を紹介 しています。入賞作品と特別展示や、品種の即売も行われています。もちろん温室にはいつもの通り、各種のラン類が咲き揃い、種類ごとに展示されています。学生時代には栽培できなかったラン類も、今では入手も容易になり、また比較的栽培しやすいように改良された品種も多く、居間の窓際では毎年ファレノプシス デンドロビウム オンシジウムなど咲かせて紹介しています。

ファレノプシスは熱帯樹林の木に着生していて、木々の間の木漏れ日を浴びるだけで生育し、根(気根:きこん)も空気中の水分を吸収しています。そんな条件で生育しているため、とくに肥料を施してやらなくても毎年春には花を咲かせてくれます。我が家では薄い液肥を、時折水やり代わりに葉にスプレーしています。それもあまり多く与えると葉が茂りすぎて花付きが悪くなるので、水分だけスプレーもするように気をつけています。

今回は洋ラン展の入賞作品と、温室内で咲いていた綺麗なランの花を紹介します。

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デンデロをメインにしたラン園

 デンドロビウムを中心に、それに加えてシンビディウムなどの花がそれぞれに咲いていました。

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2018年1月31日 (水)

・2017年と同様に今年の年賀状2種類にも秘密が隠されていました

昨年は喪中でしたので欠礼のはがきを出しており、年賀状はないものと思っていました。しかし初めての経験でしたが、喪中で欠礼の連絡をしていても年賀状を出して頂く人もたくさんありました。今回喪中のはがきの印刷準備をしていて知りましたが、官製はがきでも喪中や寒中見舞い用の切手デザインのあることを知りました。また喪中の連絡をしていなくて、久しぶりに年賀状を出してくれる人もあったりで、何枚かの年賀状を頂きました。故人をしのんで文を頂いたり、電話を頂いたりしまして、久しぶりになつかしい声を聞く機会も持ったりしました。あれやこれやで改めて必要な方には寒中見舞いを出したり、その後始末をしていました。そんな折、筆まめの友人から今年の年賀切手を貼った手紙が届きましたので、「そうだお年玉抽選の結果を見なくては」と年賀状を取り出しました。

昨年頂いた年賀状のデザインに隠された秘密を先に紹介しました、今年来た年賀状にも昨年同様に年賀のデザインに工夫が凝らされているのに気が付きました。すでにブロ友さんがその秘密を紹介されていましたが、まだそれ以外にも秘密がありましたので紹介します。

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年賀はがき

頂いた年賀状に中には、定例スタイルのインクジェット用1種類とそうでないものの2種類、それにインクジェットでミッキーマウス、スヌーピ-、キティー、富士山模様の4種類がありました。

 

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2018年1月25日 (木)

・京都植物園の温室で珍しいホルムショルディア・サングイネアの花を見ました

先日京都府立植物園では見た、ポインセチアの原種と園芸品種を紹介 しました。そのおり温室で可愛い花を見かけ、その奇妙さにひかれて写真を撮りました。花のガクや苞葉・総苞にはいろいろ色づくものも多く、苞葉・総苞の色づくポインセチアブーゲンビリア などや、花弁(内花被)とガク(外花被)が共に色づくチューリップ ジャーマンアイリス ユリなどについては先に紹介しています。この花のガクは色が付いているだけでなく、お皿のように花の下でそれ受けています。

今日紹介するこの花はホルムショルディア・サングイネアで、ガクが平たくなりその中央から筒状の花が突き出ており、それぞれが綺麗な色をしています。

 

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ホルムショルディア

 

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2018年1月20日 (土)

・ベルギーのアントワープ周辺で買ったレース編・刺繍作品

先に返還前の香港で買った汕頭(スワトウ)刺繍のハンカチを紹介しました。イタリアのベネチアやイギリスのバースも刺繍やレース編みが有名で、バースで買ったレース編みの入った小さな額を紹介 しています。ベルギーも刺繍やレース編みが有名で、先にタイルに描かれたレース編みをするおばあさんを紹介しています。ベルギーのアントワープ周辺はレース編みが有名で、たくさんのレース製品がお土産に売られ、またそこでレース編みの実演もされています。それを見ていると、沢山のボビンを使った大変な根気のいる作業であることが実感されます。

ベルギーレースの起こりは16世紀のようです。世界に先駆けたイタリアのェネツィアと同時期に、ベルギーのアントワープでもはじまり、各地に広まりました。飾り組み紐から考案されたクッションの上で糸を交差させるボビン・レースと、デザインを描いた紙を支えに針で糸を編み込んで最後に支えをはずすニードルポイント・レースとがあり、二つの方法を同時に用いたりもしたようです。1617世紀のフランドル絵画に見るように、レースは貴族や裕福な商人たちの襟元や袖口を飾り、今とは異なり男性のほうが派手でした。

手作りは精巧に仕上がりますが手間暇をかけて作られるため高価なものとなり、段々と安価な機械織り製品に押されて減少してきています。また刺繍地の縁をレースで飾ったり、両技術をミックスさせたレース刺繍作品も増えてきています。

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レース刺繍

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2018年1月12日 (金)

・京都ホテルオークラのロビーを飾るフラワーアレンジメント

毎年9月に京都ホテルオークラで行われる、「櫻井よしこさんの文化講演会」に参加しています。2012年に最初に参加して以来、今年で6回目の参加になります。講演会の前にチョイスできる夕食を、今回は「ベルカント」の洋食を選んで家人と頂いた後、1時間30分櫻井さんの軽妙な話口で迫力ある講演を楽しみました。いつもながら感心するのは彼女が原稿なしで、きちんと数字を抑えて話をされ、時間通りにきちんと終わられる点です。その様子は先に、最初に参加した2012年の模様を紹介しています。

 今回はロビニーに飾られていたフラワーアレンジが見事でしたので、それを紹介します。何時もこのホテルではロビーに、素敵なフラワーアレンジメントが飾られていますが、今年は特にビバーナム・コンパクターの艶やかな赤や黄色の果実が美しく、これまた綺麗なリューカデンドロンの葉(苞葉)などと組み合わされていました。

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フラワーアレンジメント

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2018年1月 8日 (月)

・エジプトのナイル原産のパピルス草と、マダガスカル工芸品の押し花を漉き込んだアンタイムル紙

京都府立植物園の温室にはいつも熱帯作物が生育しており、熱帯スイレンの横にはパピルス草がいつも青々と生長しています。9月頃行った際には、いつも気が付かなかった花が咲いていました。あまり目立たない植物で、その花も薄茶色でびっしり小さい花が咲いているのに、誰も気が付かないで通り過ぎているようでした。パピルスはカヤツリグサ科カヤツリグサ属の多年生草本で、和名はカミガヤツリあるいはカミイです。

子どもの頃よくこのカヤツリグサを絡ませて、引っ張り合って遊んだ思い出があります。でもこの同じ形をしたパピルスを見ていて、どれが茎でどれが葉なんだろうと気になりました。調べて見ると葉は退化して葉身が無くなり、水中の茎の根元にあるようです。茎が伸びてその先にたくさんの花が花序として付き、その基部の周りに細長い総苞がまるで葉のように伸びています。

マダガスカル島の工芸品として、ナイロビで買ったアンタイムルシがあります。紙を漉く際に押し花を漉き込んで、乾燥させた観賞用にしたもので、一緒に紹介します。

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パピルスとアンタイムル紙

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2018年1月 5日 (金)

・返還前の香港で買った汕頭(スワトウ)刺繍のハンカチ

返還前の香港に何度か行きましたが、汕頭(スワトウ)刺繍のハンカチを欲しくて中環に行きました。ガイドブックを片手に、香港では老舗のリネン卸売屋の春生貿易行に行き、お目当ての汕頭刺繍を買うことができました。中国広東省汕頭で生まれた汕頭刺繍。1858年に天津条約が締結され、1860年以降、汕頭市を中心とした地方にヨーロッパ人の住居やオフィスが建築されました。18世紀に宣教師が伝えたヨーロッパの刺繍技法がこの地に伝わり、中国古来の技法と合わさって、この汕頭刺繍が生まれています。汕頭刺繍の職人は減少しており、手作りの汕頭刺繍の製品はますます貴重になっていますが、この汕頭刺繍がこの店では卸売り価格で買えるのです。

汕頭刺繍は中国三大刺繍の一つで、白地の布にドロンワーク、カットワークと言われる技法で白色の糸で刺繍するため、レースのような繊細なデザインが特徴です。ハンカチほどの小さなサイズのものから、テーブルクロスにもなるくらいの大きなサイズまで様々な種類がありますが、手作りだけに結構値段もしますのでハンカチサイズの物を記念に買いました。

先にタイの留学生に贈られた刺繍作品を紹介 しましたし、イギリスのバースで買ったレース編みの額を紹介 していますが、この汕頭刺繍も素敵な工芸品です。

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汕頭刺繍

 汕頭刺繍3枚の中央部の拡大です。きわめて繊細で緻密な美しさと洗練されたデザイン感覚は、究極の職人技です。熟練された高度な技術を要する技法で作られ、工芸品として扱われています。吸水性に優れた綿と麻の生地が使われているのが特徴であり、上品で美しいデザインが魅力的です。

  

 

 

 

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2018年1月 3日 (水)

・京都植物園のポインセチア展で最近の品種と珍しい原種が見られました

京都府立植物園では毎年215日~25日まで、クリスマスシーズンに合わせてポインセチア100品種700鉢が、観覧温室特別展示室などに展示されます。ポインセチアは

トウダイグサ科ユーフォルビア属の常緑性低木です。別名ショウジョウボク(猩々木)は、葉が赤く色づいたのを空想上の「猩猩」の赤い顔に見立てたことから呼ばれたようです。学名はEuphorbia pulcherrimaで、英名はpoinsettiaです。原産地のメキシコを中心に、中央アメリカに分布しています。

日本では12月頃にその真っ赤になった葉を鉢植えで楽しみますが、その後は寒さで葉が落ちてしまいます。何とか暖かい所に置いて春まで葉が持てば、戸外に出して水管理を十分にすればまた翌年咲かせることもできます。我が家でも毎年ポインセチアとシクラメンを夏越しさせて、窓際でラン類と共に咲かせて楽しんでいることを先に紹介しています。

日本でも九州の宮崎や鹿児島の温かい所では戸外で生育し、沖縄では大きな木に育っています。先にインドネシアにラフレシアを探しに行った時、戸外で大きく育ったポインセチアの木を紹介 しました。春まで生長していれば梅雨頃に切り戻しをして樹形を整え、切った枝を砂地に挿し木して増やすこともできます。穂木の切り口からでる乳液をよくふき取ってから、水か砂地に挿します。

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ポインセチア

 ポインセチアの花は特異な形状の椀状花序となり、多数の雄花と1個の雌花が組み合わされている ことを先に紹介しています。

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2017年12月25日 (月)

・京都タワーホテルでの「シャンソンを楽しむ夕べ」で、かわべ先生の英国フラワーアレンジメントショーを拝見し、華やかなひと時を過ごしました

師走に入った7日にかわべ先生のご招待で、家人と二人で京都タワーホテルで開催される「シャンソンを楽しむ夕べ」に行きました。かわべ先生の事は以前、英国フラワーアレンジメントの活動 と、更に著書と英国フラワーアレンジメントのデモンストレーションを紹介しました、先生は毎年タワーホテルで、お仲間3人と「シャンソンを楽しむ夕べ」としてシャンソンと、英国フラワーアレンジメント、更にステンドグラスを楽しむ夕べを開いておられます。 

 チケットは受付で受け取れるようになっていますとのことで会場に行きますと、開演よりかなり前でしたが女性の多くが先生ごとの3テーブルに並んでいました。受付テーブルの回りには大きな花活けが飾られており、中々華やかな雰囲気でした。 

 

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受付の花 

 会場受付に飾られていたお花二つを並べてみました。素敵なお花で、多分かわべ先生のお弟子さんなどの作品だと思いました。それぞれの花が素敵で、それらの花が惜し気もなく組み合わされていました。 

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