2019年7月19日 (金)

・五月晴のベランダではフレンチラベンダーが可愛い4枚の苞葉を風になびかせていました

 

ベランダの一角ではハーブが植わっており、その横にはレースラベンダーとフレンチが毎年咲いています。

1昨年からその横にモッコウバラを植えましたので、先にモッコウバラの黄色の花に交じり、赤紫色のフレ

ンチラベンダーの花が咲いているのを紹介しました。年ラベンダーが咲く頃には、スイートピーなどいろ

んな花が咲くので、じっくりフレンチラベンダーだけを観察していませんでした。

 フレンチラベンダーはシソ科ラバンデュラ属の小低木。学名はLavandula stoechasで、別名はストエ

カスラベンダーです。原産地のカナリア諸島~地中海沿岸、インドにかけて20数種が分布します。草丈

60cmで花穂の頂点に、ウサギの耳のように可愛い紫色の4枚の苞葉を出します。今回はこの可愛いリボン

状の苞葉と小花を接写しました。

  • _0123

フレンチラベンダー

 

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2019年7月14日 (日)

・5月のある日、木立性セネシオとマーガレットの綺麗な頭状花序が咲いてきました

 

木立性セネシオはサイネリアの原種と交配させて、寒さ暑さに強く日本で品種改良された園芸品種です。ま

たマーガレットは白花以外に、黄花やピンクの花もあります。5月の中頃、鉢植えの木立性セネシオはブ

ルーの綺麗な花を開き、また同じく鉢植えのマーガレットも赤からピンクの綺麗な花を咲かせていました。

どちらもキク科の花で、頭状花序になります。先に同じキク科で筒状花序になる、グリーンネックレス

アーティチョークコスモスチコリシュンギクの花を紹介しています。普通の頭状花序では中央部に筒

状花、周辺部に舌状花を構成していますが、グリーンネックレスとアーティチョークでは、アザミの花と同

様に筒状花だけで舌状はありません。

 木立性セネシオとマーガレットの花序が綺麗でしたので、その花序を近寄って接写してみました。

  • Dsc_0160

木立性セネシオとマーガレットの頭状花序

  左側に木立性セネシオの花を、右上にマーガレットの花を、右下にシュンギクの頭状花序の操作型電子顕微

鏡像を示しました。

 

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2019年7月11日 (木)

・あなたは「母の日」などに頂いたカーネーションの花をもう一度咲かせられましたか?

 

「母の日」を過ぎてしばらくしたある日、「誰もくれないので自分でカーネーションを買ったのだが、2番

目のつぼみがカスカスになって咲きそうにないのはどうして?」と相談を受けました。我が家でも毎年「母

の日」に息子の嫁たちからカーネーションが送られてきますが、一度咲いた後は咲かずに枯れてしまうこと

が多いようでした。日数をかけて送ってきた鉢植えだから、弱っているのだろうと半ばあきらめていまし

た。他の人に聞いても大体同じようで、つぼみが中身のないカスカス状態になることが多いようです。

以前にナデシコなど宿根草の花後の管理を書きました、ナデシコもカーネーションの仲間で、同じナデシ

コ科ナデシコ属の植物です。ナデシコは日本にも自生していて暑さ寒さにも抵抗力があります。そこで開花

後にタネができないよう花殻を摘み取るだけで、また元気に咲いてきます。しかしカーネーションは高温多

湿には弱く、30℃を越すと花付きだけでなく生育も悪くなります。販売されている鉢植えのカーネーション

は管理が楽なように、水持ちの良い土に植えられていることが多いようです。そこであまり栽培したことの

ない人でも一度は十分に咲かせられますが、栽培経験のある人はついつい水をやりすぎる傾向があります。

「母の日」頃から気温がどんどん上昇してきており、そこに水をやりすぎ過湿になって根が弱り、生育は悪

くなってきます。そのためカーネーションでは開花後、風通しが良いように細い茎やわき芽は取り除きま

す。残した茎も1/3くらい先端を切り戻しします。そのうえで水やりを控え、なるべく涼しい場所に移し、

即効性の薄い液肥を週に1回程度葉の色が良くなるように追肥します。そこで元気を取り戻せば、また咲い

てくるようになります。今年頂いたカーネーションは開花後も比較的元気なようでしたので、切り戻しして

液肥を与えていましたら、開花してきましたので紹介します。

 

  • Dsc_0487a

切り戻し後に咲いてきたカーネーション

 切り戻した後で、2輪の花が咲いています。この生育ではもう少し、わき芽をすかしてもよかったかもし

れません。

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2019年7月 8日 (月)

・パティフィラムにはミニもあり、小さいながら花序は仏炎苞に囲まれています

 

先にマンション住まいにも便利に栽培できるミニプランツとして、ミニのユーフォルビア・セリーナ

グリーンネックレスカンパニュラ・メディウムディウムを紹介しました。窓際にはスパティフィラムが、

今年初め1輪の花が咲きました。ミニのスパティフィラムも見つけたの、買ってきて並べています。ミニ

の方は小いながら花が4輪咲いています。この花といっても花序ですが、その肉穂花序が仏炎苞と呼ばれ

る大型の苞で包まれています。仏炎苞を持つ植物としてはミズバショウが有名ですが、アンスリウム

マトラ島見たスマトラオオコンニャクサトイモもあり、これらについては先に紹介しています。これら

の植物で肉穂花序が大型の苞に包まれており、その花の様子のうち肉穂花序を仏像にみて、苞を火炎光背

に例えて炎苞と呼ばれています。

スパティフィラムはサトイモ科 ササウチワ属(スパティフィラム属)の多年草です。学名は

Spathiphyllum lanceifolium (Jacq.) Schottで、原産地は熱帯アフリカです。光沢のある緑の葉と白

い苞のコントラストが美しく、条件がよければ年中開花します。草丈は約30-80㎝で花色は白色、耐暑性は

強いが耐寒性は弱く、常緑性で開花期が長い特性があります。日陰でも育つので、初心者でも育てやすい植

物です。

 

  • Dsc_0503a

スパティフィラムとサトイモの花

 スパティフィラムとサトイモの花序はともに、仏炎苞で保護されています。棒状でいぼいぼ状の肉穂花序

を仏炎苞が取り囲んでいます。

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2019年7月 5日 (金)

・鉢植えにしたハクチョウソウの白い花が今年は6月初めから咲いています

 

昨年はグリーンカーテンにしているフウセンカズラとアサガオの間から、8月の終わり頃になってハクチョ

ウソウの白い花が咲いていたことを紹介しました。昨年が鉢植えにしていたハクチョウソウの開花した最初

でした。今年もベランダに置いていましたが、6月6日にかなりの白い花が茎の先に着いていました。茎の先

端に8~14花くらいのつぼみが着き、下から順位上へと咲いていきました。今年は昨年より大株になってい

たためか、茎がかなり分枝を繰り返して枝数が増え、かなりの花が着きました。枝は細いので花数が増えて

きたため少したわみ、昨年に比べて本当に白い蝶々がひらひらと飛んでいるように見えました。

ハクチョウソウはアカバナ科ガウラ属またはヤマモモソウ属の多年草です。原産地は北アメリカで、日本へ

は明治時代に渡来し、観賞用に栽培されています。40㎝~1mにもなる茎の先端に、5月~10月まで約

1.5cmの小さな花を咲かせます。花は咲いてから3日ほどで散りますが、春から秋の長い期間次から次に花

が咲くため、長期間観賞できます。暑さや寒さに強い耐性があり、どこでも育てやすい植物です。

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ハクチョウソウの花

 群舞するハクチョウソウの花と、その花のアップです。

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2019年7月 2日 (火)

・グリーンネックレスの大株では、茎からつぼみが伸びてあちこちで綺麗な花が咲いていました

 

先にグリーンネックレスの大株ではあちこちに咲き終わって枯れた花が見え、また気根も出ていることを紹

しました。その大株ではところどころに蕾も見え、またよく見ていると綺麗な花を咲かせていました。グ

リーンネックレスはアフリカのナミビア砂漠に自生し、雨の降らない時期にも生き残れるように、葉が球状

になって水分をため込んでいます。その花はキク科に特有の頭状花序を作り、たくさんの筒状花が開花後受

粉・受精して種子を作ります。ついで花の基部の冠毛が長く伸び、やがて花序から離れてその冠毛が風に

のって飛んでいき、遠くまで種子が運ばれ広がっていくようです。

先には栽培管理のことを書いていませんでしたが、日当たりを好むものの、強い光より柔らかい日差しを好

むようです。低温には比較的強く、室内に入れておけば冬越しでき、春秋は明るいベランダなどに置き、真

夏にはやや日陰に置き強い光を避けます。茎があまり伸びすぎると、葉はだんだん小さくなるので、あまり

伸び過ぎないようカットします。土が乾けば水やりをしますが、乾き気味に管理します。

  • Dsc_0019_20190702225501

グリーンネックレスの花

 上左にグリーンネクレスの鉢植え部分を示し、ところどころに枯れた花とつぼみが見えます。上右はグ

リーンネックレスの開花を始めた頭状花序です。下左は開花の進んだ状態で筒状花、その雄しべ、雌しべ、

花弁と花粉を示しています。下右は雌しべの柱頭がカール状に開いてきたところです。

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2019年7月 1日 (月)

・大きくなったグリーンネックレスの株では咲き終わった花々と気根が伸びていました

 

先にミニのグリーンネックレスが場所を取らず楽しめることを紹介しました。その後近くの人からハンギン

グ・プランツにしていた、大株のグリーンネクレスとハートカズラを頂きました。先のミニのグリーンネッ

クレスの玉の直径は5,6㎜で、今回のグリーンネックレスの方は6,7㎜でそれほどの大きさに違いはあり

ませんでした。鉢の大きさで、1枚の球状の葉の大きさに違いが出たのでしょう。一般的にグリーンネック

レスの説明では、「秋~冬にかけて葉の付け根から花茎を4-5cm伸ばし、その先に小花を一輪咲かせる」と

あります。そこで先には秋に花が咲くのが楽しみだと書きました。しかし今回頂いた大株では、長く伸びた

ネックレス状の茎に着いた球の間に枯れた花があちこちに見えました。よく見ていると蕾らしきものもいく

つかあり、またところどころから気根も伸びだしていました。枯れた花では花弁は落ちて、冠毛だけが伸び

てまるでそれが花のように見えました。そこで今回は枯れた花と気根を、次回に蕾と開花した花を紹介しま

す。

 

  • Dsc_0019_20190701222401

グリーンネックレス

 上左はネックレス状に伸びた茎につく球の間からつぼみや花が見えます。上右は枯れた花。下左は枯れた

花の拡大で、冠毛が良く伸びています。下右は葉の間から伸びてきた気根です。

 

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2019年6月29日 (土)

・30日までに夏越しの大祓いである「茅の輪くぐり」をして災厄をはらい無病息災を祈願しましょう

 

先に7年前になりますが、北野天満宮と平野神社、更に天橋立にある籠神社で、「茅の輪くぐり」をしてお

祓いをしたことを紹介しました。それ以来ほぼ毎年、平野神社か北野天満宮で「茅の輪くぐり」をしてき

て、幸いにして無病息災で過ごしています。

この夏越祓(なごしのはらえ)とは、茅の輪をくぐる事によって、半年間の汚れを祓い清めて、無病息災を

祈願する行事です。茅(ち、ちがや、かや)とはカヤ、ススキ、スゲなど、細い穂先の出るイネ科やカヤツ

リグサ科の植物の総称です。 各神社では6月20日から30日までに、境内に2本の竹を立て、その中に茅の輪

を設置します。実施時期は、神社によっては旧暦でやったり、違う日にやることもあるようです。なお、茅

の輪のくぐる仕方についても神社ごとに若干の違いがあります。 半年間の汚れを祓い清めるために茅の輪を

くぐるわけですが、「茅の輪」を「知の輪」と解釈して茅を抜き取って家に持ち帰る民間信仰があるようで

す。また、「茅の輪くぐり」の神事の意味がよく理解されていないことからくる勘違いもあるようです。そ

のためか、最近どの神社でも「茅の輪から茅を抜き取って帰らないように」との注意がきがされるようになっています。北野天満宮では25日に菅原道真の誕生日の祭典に合わせて「大茅の輪」を設置しています。

しかし、5時の開門後正午ごろまでにほとんどの茅(カヤ)は抜き取られてしまったそうです。

 

 

  • Dscn9064_0000

大茅の輪くぐりポスター

 6月24日に北野天満宮に散歩の途中で寄りましたが、このポスターが張られていました。夏越しの大祓で

ある「茅の輪くぐり」をすると、「みな月のなごしの祓いする人は千歳の命のぶるというなり、思ふ事みな

つきねとて麻の葉をきりにきりても祓ひつるかな—蘇民将来」と書かれていました。北野天満宮では翌日の

25日に天神さんのお誕生日で縁日があり、24日午後には楼門で大茅の輪が設置の準備が始まります。

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2019年6月27日 (木)

・我が家の「ど根性ファレノプシス」は花茎の曲げ直しの際、折れた花茎がその後再生して咲いてきました

 

今年もァレノプシスが咲いてきた事を先に紹介しました。ファレノプシスでは花茎が2本くらい伸びてき

て30㎝くらいの長さになり、その両側に12~14個くらいの花をつけます。そのため上に伸びてきた花

茎を、あらかじめ軟らかいうちに下方にまげて支柱で固定しやります。1月に咲いてきたピンクのファレノ

プシスでは、大体の伸びる様子が分かっていて、うまく曲げられその両側にたくさんの花をつけました。

しかし1株残っていた白花のファレノプシスはやや株が小さめで、これくらい曲げればよいかと思って曲げ

ていました。ところが思いの外その花茎がぐんぐん伸びてきて、この分ではポットを持ち上げないと床に当

たりそうなくらい伸びてきました。ついつい安易に花茎を曲げにかかり、ちょっと無理かなとは思いながら

木化しかけていた花茎に力を入れた際、「ポキッ」と折れてしまいました。まあまだ蕾ができていないの

で、花茎の下の部分から花芽ができてくるだろうと、まだ能天気に考えていました。ところが2週間経って

も3週間経っても、蕾のできそうな気配はありませんでした。まさに「角を矯めて牛を殺す」のことわざの

ように、欲張りすぎたようでした。

あきらめてもう暑くなってもきたので太陽光に当たらないよう、ベランダの壁面に張ったラテイスに他のラ

ン類と共に置いていました。ところが6月のある日水やりをしていると、何と花茎が新しく伸びてきて、蕾

が数個ついていました。

  • Dsc_0015

我が家の「ど根性ファレノプシス」

 左上は伸び過ぎてきた花茎を、白線で示した位置に曲げ直そうとしました。ところが上右のように折れて

しまいました。あきらめていたら、右下のように花茎が再生して咲いてきました。その後下左のように、2

番目の花も咲きました。

 

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2019年6月24日 (月)

・京都府立植物園での例会でアーティチョークの利用と栽培について説明し、試食して頂きました

 

アーティチョークについてはまだまだ高級野菜のイメージがあるためか、ほとんど知られていない西洋野菜

です。とても綺麗な紫色の花が咲くので観賞植物としてか、お庭などに植えられている人もあるようです

が、食べ方となるとほとんど知られていません。一方海外で住んだことのある人にお聞きすると、ほとんど

の人が知っており、また食べた経験もあるようでした。こんなアーティチョークですが、私が初めて34年前

にアフリカのケニアで見て以来、機会のある度に新しい野菜として紹介をしてきており、4年前に出版した

初めてのイタリア野菜--60種類の育て方と食べ方--」でもその特性を書いています。今までに、その野菜

としての紹介と将来性を、またその食べ方を紹介しています。また、大学を退職して某会社の顧問になった

際に、大学の研究圃場に植えていたアーティチョークの大株をその会社の丹波圃場に移転する様子を紹介

ています。栽培できる期間は長く8~10年栽培できます。5年生ともなるとかなりに大株になっていて、移

転は大変でした。

アーティチョークはキク科チョウセンアザミ属の多年草です。学名はCynara scolymus L. で、原産地は

地中海沿岸です。英名・和名はアーティチョーク、イタリア名はカルチョーフォです。近年のスローフー

ド、グルメブームもあり、イタリア、フランス、スペインをはじめアメリカでも需要が増えています。ここ

には先日の植物園でのアーティチョーク説明会の折の様子と、アーティチョークのカナッペを試食して頂い

た様子を紹介します。

 

  • 1_20190624010601

アーティチョークの花

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2019年6月19日 (水)

・昨年咲いたオシロイバナのゴボウ状の根と、頂いたカラフルな花のタネも播いてみました

 

先にマンション前に咲いていた、オシロイバナの花を紹介しました。その折に、オシロイバナは1年生草と

いていましたが、先日実は多年草なんだと実感しました。それは今年はベランダのプランターの土が古く

なったので、新しい土に更新しました。土の中に残ったひげ根などを除いていると、何か太い根の塊がゴロ

ゴロと出てきて、何かわからないまま土の上に置いておきました。別のベランダのプランターでも同様で、

太い根が出てきます。そこでやっとそうだこれはオシロイバナの根だと思い出しました。その根はかなり暖

かくなった5月中頃になって、やっと萌芽してきましたので、フウセンカズラをまいた鉢の中ほどに1株ずつ

植えておきました。オシロイバナは子供の頃によく見た懐かしい花で、懐かしくなって昨年タネをまいたの

でした。

  • Dsc_0014

オシロイバナ

上段は、昨年咲いたオレンジ色の花と赤色の花です。下段左は昨年の根から萌芽してきたところで、下段右はそれを植えた後の様子です。

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2019年6月17日 (月)

・淡紫紅色の花をつけたムラサキカタバミの3枚に分かれた葉は、夜になると葉を閉じる就眠運動をしています

 

ベランダ―のプランタからよくアカカタバミが生えてくるので、見つけ次第抜いています。このアカカタバ

ミの葉は赤紫色で、黄色の花が咲きタネをまき散らすので困りものです。しかしムラサキカタバミの花は綺

麗な淡紫紅色なので、抜かずにそのまま咲かせています。先に桃紫色の花を着けるイモカタバミの白花種

が、天神川沿いに咲いており、葉は夜間閉じることを紹介しています。イモカタバミの花は花の中心部が濃

い紫色で葯が黄色をしており、同じような淡紫紅色の花でもその奥の基部は淡緑色で、白色の葯を持つムラ

サキカタバミとは簡単に区別できます。

以前、四つ葉のクローバー(正確にはデンジソウ)で就眠運動を観察して紹介しました。この綺麗な淡紫紅

色の花をつけるムラサキカタバミの花と、就眠運動を観察しましたので紹介します。ムラサキカタバミ(紫

片喰、紫酢漿草、学名 Oxalis debilis Kunth subsp. corymbosa (DC.) O.Bolos et Vigo,

1990)は、カタバミ科カタバミ属の多年草です。南アメリカ原産で、江戸時代末期に観賞用として導入さ

れて以降、日本各地に広く帰化しています。旺盛に繁殖して広がるため、環境省により要注意外来生物に指

定されています。

就眠運動については先に紹介しましたように、葉を閉じる機構については葉の付け根に葉沈と呼ばれる袋が

あり、葉沈では細胞内の水分が敏感に変化し、光合成の起こらない夜間では水分が減少して、葉は閉じま

す。朝になると葉に光が当たって光合成が始まり、葉沈の水分は根から吸収されて増加し、葉は開きます。

でもなぜ夜間に葉を閉じるのかは、詳しくは分かっていないようです。進化論を提唱したあのダーウイン

は、夜間に葉から水分が蒸散すると熱が奪われ温度が低下し、また水分も減少するため、それを防ぐため葉

は閉じるのではないかとしています。

 

  • Dsc_0001

ムラサキカタバミ

 ムラサキカタバミの草姿と花、それに就眠運動を示しました。

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2019年6月11日 (火)

・6月12日のアンネの生誕90周年にちなみ、美しい「アンネのバラ」を紹介します

 

 京都府立植物園には多くの品種が栽培されており、先日見たツルバラスタンダード仕立てのバラを紹介

ました。植物園にはアンネにちなんだ「アンネのバラ」も植えられていて、先に紹介しています。明日の

6月12日はアンネ・フランクの誕生日で、今年は生誕90周年を迎えることになります。「アンネのバ

ラ」が普及するのには京都、更に関西の教会やバラ愛好家が関係していたようです。

  ベルギーのバラ育種家のヒッポリテ・デルフォルヘは多くの交配種を作出しており、

1959年のスイス旅行中にオットーと出会いました。アンネの日記に感銘を受けていたヒッポリテは自分が

作出した最も美しいバラを、アンネの形見として捧げる事を計画し、オットーの賛同を得て「アンネ・フラ

ンクの形見」として登録しました。1971年にイスラエルを訪問公演していた日本のイエス会の「しののめ

合唱団」(京都・嵯峨野教会)がオットー夫妻と出会って交流が始まり、1972年オットーからバラの苗10

本が贈られました。その多くは長距離輸送のため枯れましたが、1株が1973年春に京都の嵯峨野で開花しま

した。1975年8月にNHKの教養番組で「アンネのバラ」が紹介されてから、子のバラは一般に知られるよ

うになりました。

 

  • Dscn8840

アンネのバラ

 「アンネのバラ」とオランダで発行されたアンネの記念切手です。

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2019年6月 5日 (水)

・ミニのユーフォルビア・セリーナの花の中から、また花が現れました

 

先にマンション住まいに適したミニのユーフォルビア・セリーナグリーンネックレスカンパニュラ・メ

ディウムを紹介しました。その内ミニのユーフォルビア・セリーナでは、赤く色づいた2枚ある苞葉の中か

ら、2つの花がまた咲いていました。2枚の苞葉の中に花弁はなく、5本の雄しべの中に雌しべがありま

す。これらのおしべ・めしべと苞葉の間から花茎が伸び、その先にそれぞれ2枚の苞葉からなる花ができて

いました。それが不思議でその後も、このミニのユーフォルビア・セリーナの花のつき方と発達を観察して

いました。このような花のでき方は赤花の個体に多く、白花の個体ではあまり見られませんでした。

  • Dsc_0025

ユーフォルビア・セリーナ

 左上が全体の草姿です。右上が増加パターンAで,もっとも発達している花です。

左下が増加パターンBで、Aより少し若い花です。右下が増加パターンCで,もっとも若い花のできる前で

す。

 

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2019年6月 1日 (土)

・京都府立植物園のバラ園で華麗なツルバラのススタンダード仕立てを見てきました

 

府立植物園には多くの品種が栽培されており、先に先日見たツルバラ3品種を紹介しました。ツルバラとい

うとアーチ状に添わせたバラを思いがちですが、いろいろな仕立て型があります。バラの仕立て方には、

アーチ、ポール、スタンダード、パーゴラ(藤棚状)、フェンス(垣根状)、スクリーン(垣根状だが、形

を作る)などがあります。庭園向きのポール仕立てのバラを先に紹介しました。 一般的な誘引にはツル性の

強い品種を用い、1月頃新芽の動き出す前に今年伸びだしてきたシュートを誘引し、3年以上の古い枝や細

い枝などを除きます。枝の先端30~50cmには、良い花は着かないので切除します。生育が良いと、6月頃

株元から生育の旺盛な赤味がかったベイサルシュートが伸びてきますから、これは摘心せずに来年の枝用に

誘引しておきます。

ポール仕立てではまずポールを立てて、ツルバラ(FLでもいける品種あり)を誘引します。ポールに沿わせ

て、好きなところで横に巻き上げながら、形を作ります。ここからは枝を水平にするほど、多くの花がつき

ます。 先日のツルバラはポール仕立てでしたが、ここでは水平に仕立てたスタンダード仕立てされた、多花

性のツルバラ3品種を紹介します。スタンダード仕立てでは、一般に挿し木された台木に芽接ぎをして、横

方向に伸ばさせます。

 

ツルバラDscn8690

赤色のウルマー・ミュンスター、薄ピンク色の群星と黄色のヘンリー・フォンダです。

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2019年5月31日 (金)

・サクラの花が咲き終わった岡崎では、サクランボが膨らみフリージアとルスクスが咲いていました

 

  今年もあちこちでサクラの花を見ましたが、たまにサクランボ実の実を見かけることがあり、先に紹介しま

した。今回は4月下旬に岡崎でのコンサートに行く途中、疎水横の小道で、たくさんのサクランボの実がつ

いているのを見ました。まだ成熟してはいませんでしたが、かなり膨らんでいました。そうそうこの横の花

壇には確か、以前紹介したルスクス・ヒポフィルムがあったなと思いだして行くと、今年も沢山の虫のよう

な花が葉の中央に咲いていました。ルスクス・ヒポフィルムはユリ科(近年ではクサスギカズラ科)ナギイ

カダ属の低木です。生け花にはよく使われる材料で、知っている人も多いようです。本当に不思議な植物

で、葉のような形をした葉状枝(仮葉枝、葉状茎)に、一見して虫のような花が咲きます。このように葉状

に花をつける種類には、同じ属のナギイカダ(椥筏)があります。またミズキ科のハナイカダ(花筏)も

葉状枝に花を着けます。先日京都府立植物園でハナイカダを見かけましたので、また紹介します。この花壇

には近所の人が管理しているのか、フリージア、ツルビンカやハナズオウなども見事に咲いていました。

 

  • Dscn8641

疎水傍の植物

上段がルスクス・ヒポフィルムで、右のような花が仮葉枝に着いていると、ちょっと見たところでは虫がつ

いていると見間違います。下段がフリージアとサクランボの実です。

 

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2019年5月27日 (月)

・京都府立植物園のバラ園でたくさんの花を咲かせた華麗なツルバラを見てきました

 

 先に我が家の狭いベランダでニバラを栽培していることとモッコウバラを咲かせ楽しんでいることを

紹介しました。公務員宿舎でも一戸立ちの家に住んでいた時には、かなりの庭もあり20種類くらいのバラを

栽培していました。その後屋島に家を建てたときにも、教え子たちがプレゼントしてくれたバラ数品種を、

狭いながらも庭に栽培できていました。しかしその後京都でマンション住まいを始めてからは、バラの栽培

はあきらめていましたが、やはり工夫してミニバラとモッコウバラを上に書いたように、咲かせ始めまし

た。春になるとやはりバラの庭園が見たくなり、府立植物園のバラ園に今年も来ました。府立植物園には多

くの品種が栽培されており、ツルバラハイブリッドティーフロリバンダポール仕立てについて、8年

前に紹介しています。ここには今日見たツルバラ3品種を紹介します。

 

  • Dscn8670

ツルバラ

 

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2019年5月23日 (木)

・セントポーリアでもミニタイプがあり、次から次へと花を咲かせています

 

先にマンション住まいに適したミニプランツのグリーンネックレスカンパニュラ・メディウムユーフォ

ルビア・セリーナを紹介しました。これ以外にも以前から我が家では、ミニのファレノプシスが毎年咲いて

います。先日ガーデンショップで見ていると、紫色のミニのセントポーリアが咲いていました。ずっと以前

にサクラソウと一緒にセントポーリアを栽培していたことがあり、懐かしくなりこのミニのセントポーリア

を育ててみたくなり買うことにしました。

セントポーリア(学名:Saintpaulia)はイワタバコ科アフリカスミレ属で、セントポーリア属の総称で

す。和名はアフリカスミレ属(英名 African violet の和訳)で、ケニア南部とタンザニア北部の山地に生

息する非耐寒性の多年草です。生長形態により、ロゼット型とトレイル型の二型に分けられます。ロゼット

型は普通に見かけるタイプで節間が極めて短く、葉がタンポポのように放射状に広がります。トレイル型は

節間が長く、地面を這うようにして長い茎が形成されます。今回購入したのは、ロゼット型です。

 

  • Dsc_0037_1

セントポ-リアの花

 ミニのセントポーリアの花を示しました。

 

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2019年5月18日 (土)

・あなたはジャムつくりなどに葉柄を使う、ルバーブの花を見たことがありますか

 

  ルバーブの苗を育てて3年目になります。イギリスのイングランドで住んでいた頃、裏庭に植わっていたこ

とを思い出し懐かしくなり、鉢植えで育てていました。最近はお菓子つくりに使うためか、若い女性にもル

バーブは比較的知られてきたようです。フキに似た草姿で、場所もそれほど取らないで簡単に管理できるの

で、栽培は楽でした。今年の4月中頃、株元に丸い黄緑色の葉に包まれたものが、だんだんと大きくなって

きました。5月に入ると、茎が伸びだしぐんぐん伸びてきました。そのうちに薄い緑色の葉で包まれていた

ものから、たくさんの粒粒の蕾が見えてきて、トウが伸びてきたのだと分かりました。5月中頃には花序の

形がはっきりして、そのうちに何回か分枝して、そこにスイバによく似たたくさんの花が付いてきました。

  ウイキペディアによるとルバーブは、タデ科ダイオウ属の中の食用とされている栽培品種です。学名は統

一されていなくてRheum Lなどが用いられるようです。原産地はシベリア、モンゴルと考えられ、その後

ヨーロッパ、中国に広がったようです。和名はショクヨウダイオウ(食用大黄)で、英名はrhubarb,

garden rhubarb, pie plantなどがあります。多年草で太くて短い地下茎があり、地際からたくさん出る

葉の葉柄は赤く色づいてきます。比較的寒さには強いが高温には弱く、また寒害を受けると有毒成分のシュ

ウ酸が葉から可食部に移行して高濃度となるので注意します。英国人は好んで栽培し、ジャムの材料に使っ

たり、甘味をつけてパイやクランブルなどのデザートに用いることが多いようです。中国人は近縁種(大

黄)の根を、数千年にわたって薬用としてきています。日本へは明治初期に伝えられましたが、生食におけ

る独特の風味が好まれず定着しませんでした。しかし、最近になって健康・自然食ブームに後押しされて、

神奈川、北海道や長野などで栽培が広がってきているようです。

  • Photo

ルバーブ

 ルバーブの生育中の様子と、赤く色づいた葉柄、抽苔しかけた蕾、抽苔した花序とその花を示しました。

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2019年5月13日 (月)

・今年の結婚記念日にはスイートピーの開花は間に合わず、バラの花束で祝いました

 

昨年の4月29日の昭和の日(元の昭和天皇誕生日)にも、毎年のように私たちの結婚記念日を家人の好き

なスイートピーの花で祝いました。しかし今年は例年になく暖かい日もありましたが、夜温は結構低い日が

多く、今年の49回目の結婚記念日には間に合いませんでした。そこで家人が外出しているうちに、バラの

花束を用意して玄関に飾っておきました。このハプニングを家人も喜んでくれ、なんとか面目を施しまし

た。今年のスイートピーは、約1週間遅れで開花してきました。その頃のベランダにはチャイブのピンクの

と、モッコウバラの黄色の花、更にフレンチラベンダーのリボンをつけたような薄紫色の花も咲いてきま

した。いよいよ夏本番もまじかになってきそうです。

  • Dsc_0048

スイートピー他の花

 スイートピーの花は結婚記念日には間に合わず、バラの花で代用しました。その後には、スイートピーの

花もチャイブ、モッコウバラとフレンチラベンダーの花と共に咲いてきました。

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