2019年2月15日 (金)

3月10日に「NHKうまいっ!」でビロードのような‘広島・祇園パセリ’の紹介がありますよ !

もう7年前になりますが201259日に放送されたNHKためしてガッテン」で、取材がありました。ディレクターさんから、パセリはなぜ硬くてあまり食べられないのかと、聞かれたことがありました。パセリは江戸時代にオランダから長崎に入りました。オランダは寒くてそのカーリーパセリは縮葉種で、耐寒性があり硬くてよく縮れていました。その頃暖かいイタリアには平葉種のイタリアンパセリがあり、今でもヨーロッパではよく利用されています。パセリはビタミンもミネラルも豊富で、是非食べて欲しい野菜です。硬くて飾りか添え物と考えられていたパセリも、硬い細胞を加熱すれば軟らかくなり食べやすくなることを番組では紹介しました。

最近ではイタリアンパセリの利用も広がってきましたが、普通のパセリももっと食べて欲しいと思っていました。そんな折、「広島NHKうまっ!」のディレクターさんから、広島市の‘祇園パセリ’が柔らかくて食べやすいのですがなぜでしょうと、問い合わせがありました。早速写真とその後に‘祇園パセリ’を送って頂き、その特性を調べました。広島市祇園地区ではパセリの‘パラマウント’から選抜された品種を自家採種して、昭和25年以来栽培しており広島市の特産野菜に認定されています。飾り付けでは無い、食するパセリとして栽培しています。‘祇園パセリ’は葉が薄くて細かい切れ込みが沢山あり、その小葉も何度も分枝を繰り返している特徴を持っていました。栽培も葉が柔らかくなるように工夫されているようでした。番組は310日(日)の朝825分~855分に放送されますが、そんな‘祇園パセリ’について紹介します。

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パセリ2

 中央と左は‘祇園パセリ’で、右は普通のパセリです。

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2019年2月11日 (月)

・今年もオキナワスズメウリが緑色から赤く色づき、白のストライプが鮮やかになりました

オキナワスズメウリをグリーンカーテンとして、ベランダのネットに這わせてもう3年目になります。家人がお友達から赤くなった果実を数個頂いたのが始まりで、それからタネを取りだして毎年育てています。買ったタネからでないのではっきりはしませんが、わりと短日性が強くて10月になって開花して間もなく果実が膨らんできますが、もう気温が下がりだしてくるためツルの上では赤くならないで、収穫してから部屋で赤くなってきます。プランター植えで根がすくなかったためとも考えられ、地植えなら早く色づくのかもしれません。昨年もツルをあまり伸ばさせずに、先端を摘心してわき芽を伸ばさせて花を早く咲かせるようにしました。しかし、欲張ってたくさんの実を着けすぎたせいか、やはりツルの上では赤くなりませんでしたが、部屋で綺麗に赤くなて来ました

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沖縄雀瓜19.1.12

 オキナワスズメウリの着果から赤く成熟するまでを示しています。左上は20181017日、上右が2019112日、下左が120日、下右が26日の果実です。

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2019年2月 9日 (土)

・大徳寺塔頭瑞峰院にお年始に行き、お茶を頂いた後お庭を拝見し、お土産に色紙と大徳寺納豆を頂きました

京都園芸倶楽部で毎年開催しているツバキ展でお世話になっている前田和尚さんに、お年始に行きました。午後には2件のお茶会が入っているとかでお忙しい中でしたが、ご挨拶に伺い3月発行の京都園芸への表紙画へのお礼と、3月のツバキ展の花寄せの打ち合わせを済ませました。今回も和尚さんから抹茶を頂き、お茶うけに瑞峰院特製の大徳寺納豆を頂き、更にお土産にも大徳寺納豆を頂きました。せっかくの機会だからお庭をどうぞとのことで、3つあるお庭もゆっくり拝見させて頂きました。方丈の本尊にまずご挨拶をしてから、その横の独座庭、茶庭と更にキリシタン大名の大友宗麟を偲んで作られた閑眠庭を拝見しました。ここ瑞峰院は大友宗麟が自分の菩提寺にと室町時代に創建されました、大徳寺の塔頭の一つです。

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瑞峯院庭園

 上右が独座庭、左下が閑眠庭で、右下が茶庭です。閑眠庭と茶庭には、キリシタンにちなんだ秘密が隠されています。

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2019年2月 5日 (火)

・今年も京都タワーホテルでの「シャンソンを楽しむ夕べ」で、かわべ先生の英国フラワーアレンジメントショーを拝見し、音楽とお花に囲まれたひと時を過ごしました

昨年11月末に京都タワーホテルで行われた、「シャンソンを楽しむ夕べ」にご招待を頂きました。一昨年にもご招待に与り、幸せなひと時を楽しみました。残念なことに今年が5周年のファイナルコンサートということで、家人と楽しみにして出席しました。開演よりかなり前に会場につきましたが、昨年よりも多くのテーブルが準備され、参加者たちがほとんどのテーブルに着席していました。いつも通り会場は花でかこまれ、ステージ周辺には佐々木真弓さんの色鮮やかなステンドグラスのランプシェードが並べられていました。かわべ先生の事は以前、英国フラワーアレンジメントの活動 と、更に著書と英国フラワーアレンジメントのデモンストレーションを紹介していますので興味のある方はそちらをご覧ください

全国から集まった先生のお弟子さん達も沢山出席されていて、中には私のイタリア野菜の著作をご覧になっている方もおられ、和やかなお話をしているうちに開演となりました。

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チラシ 

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2019年2月 1日 (金)

・六日の菖蒲、十日の菊ではないけれど、北野天満宮の紅葉・黄葉を紹介します

一昨年は京の紅葉を府立植物園のエントランスから始めて、半木神社金戒光明寺と更に紅葉の一段と深まった府立植物園などを紹介できました。しかし、昨年は山中温泉の紅葉を紹介 しただけでして、京都では植物園エントランスのケヤキの紅葉だけしか紹介できませんでした。そこで、遅ればせながら北野天満宮の紅葉・黄葉を紹介します。今年の平野神社ではイチョウも多くの木々も、昨年の台風被害で紅葉はもう一つさえませんでした。北野天満宮では幸いにも木々の台風による被害は少なく、今年もモミジやイチョウの紅葉・黄葉は見られました。私のいつもの散歩道は、天満宮の西南側の小道を伝い、紙屋川を渡って竹藪を抜け紅葉の散策に入ります。時とするともみじ苑の南側の通路があいていて、この時もそのままモミジ苑に入れました。

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北野天満宮の紅葉

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2019年1月29日 (火)

・今年1月に天空に飛び立った「兼高かおる世界の旅」の兼高かおるさんを偲んで

私の学生時代には世界旅行はまだまだ夢の世界で、日曜日の朝はテレビにかじりつき

「兼高かおる世界の旅」番組を見たものです。海外旅行がまだ珍しかった時代に、外国の文化や生活を現地取材の映像で、広く紹介していたためです。私が学生時代にはワンダーフォーゲルで野山を歩き、社会人になってからは国際シンポジュウムに行くたびに世界の町と人々を見て回ったのも、この番組の影響があったものと思い返しています。

 また奇しくも彼女の逝った1月5日は私の誕生日でした。そこで兼高さんの活動を思い返してみたいと思います。美人できりっとした兼高さんはハーフで国際感覚もあり、女性らしく丁寧で綺麗な日本語は、彼女の他には櫻井よしこさんをすぐ思い出します。海外旅行番組の草分けとなった「兼高かおる世界の旅」は、世界一周最短記録73時間9分35秒の記録を打ち立てた翌年の1959年に始まり、1990年迄31年間続きました。南極、北極の両極点を訪れたほか、ケネデイ米大統領、スペインの画家ダリや英国のチャールズ皇太子ら著名人とも面会して取材をしています。肩書は旅行作家で菊池寛賞も、また紫綬褒章も受賞されている才人です。最近でも黒柳徹子の番組で、彼女が憧れていた香蘭女学校の先輩である兼高さんの凛とした姿が拝見できました。

 

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兼高かおるの著書

 兼高さんの文庫になっている著書3作です。

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2019年1月28日 (月)

・今年の年賀状6種類にも、それぞれ干支の「亥」にちなんだ謎々が隠されていました

年賀状の交換数を段々と減らしてきていますが、それでもまだまだかなりの年賀状が届きます。メールで年賀の交換をする人も若干ありますが、これからはもっと積極的に増やそうと考えています。年賀はがき62円はどう考えても、物価の上昇に比べ高すぎる感があります。ハガキなら航空便でも、世界中どこへでも70円で届きます。それでも先日やっと年賀状の、お年玉当たりくじを調べる機会がありました。昨年まではネットで調べたソフトを使って下二桁を打ち込んでいましたが、今年は良く見ると下一桁が1,4,5,6,7だと重複した当たり番号はないので、下一桁が2,3,8,9,0だけ調べればよいので、コンピューターを使うまでもなく簡単に調べられました。家人は2枚、私は8枚の当たりがありましたが、いずれも3等でした。

来ていた年賀状は6種類ありましたが、それぞれに例年同様に表の図案に秘密が隠されているようでした。年賀状デザインに隠された秘密を、2016年 2017年 2018年 と今までに紹介してきました。今年の秘密は干支の「亥」にちなむものが多いようで、奇をてらった特殊なものはなく、至って分かりやすい秘密のようでした。

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年賀状1

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2019年1月26日 (土)

・ブラジル土産の中から瑪瑙(メノウ)のブックエンドなどの幾つか紹介します

ブラジルに出かけた最初は2001年で、サンパウロでの国際会議で発表し、その後留学に来ていた教え子の案内で、日本人街などを散策しました。ブラジルは赤や黒、緑色の川がありますとその留学生は言っていましたが、ブラジルは鉱産物の宝庫でいろんなものがあります。お土産用にとアメジスト、瑪瑙や水晶などが、陳列棚にたくさん並んでいます。瑪瑙、水晶、オパール、どれも全然違う石のようですが、実は同じ成分で出来ています。水晶はそれが完全な結晶になったもので、瑪瑙とオパールはミクロの結晶が集まって固まったものなのです。ミツバチの作ったプロポリスもとても安くて、たくさんお土産用に買って帰りました。

 ここには主に瑪瑙で出来たブックエンドやナプキンホルダーを紹介します。瑪瑙はアゲートとも言い、この石は仏教においても珍重された、馴染み深い石です。アゲートはカルセドニーの変種で、中でもオニキスやブルーレースアゲート、モスアゲート等が有名です。古来より日本は元よりインドやチベットなどで魔よけやお守りとされてきました。失敗や不幸を遠ざけ、勇気を与え、金運や仕事運、成功運とも結び付けてくれるとされています。また持ち主の精神を高め円熟なものにし、行動力も与えてくれるといわれています。

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瑪瑙ブックスタンド他

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2019年1月20日 (日)

・中国に出かけた折に頂いた秦の始皇帝絡みのお土産などを幾つか紹介します

中国に出かけた最初は1988年で、昭和最後の63年でした。まだほとんどの人は紺色

の人民服で、通貨も人民元で円やドルなどの外貨には価値がありました。それから何度

か中国に行きました。留学生だった教え子が、天津で最初に外国で学位を取った留学生として表彰され、天津大学の理工学部長になっていまして、いつも空港まで迎えに来てくれます。もともとは天津の蔬菜研究所の出身でしたので、研究機関や大学なども案内して貰いました。そんな折に訪れた場所やお土産のうちから伝統工芸の堆朱 伝統的図柄を内側から描いた鍵煙草入れ 天津名産の泥人形王府井で買った切り絵 中国土産の吊り飾り 汕頭(スワトウ)刺繍のハンカチ 各種楽器を演奏する天女模様の切り絵

を紹介してきました。           

 今回は秦の始皇帝の乗った銅馬車と兵馬俑(へいばよう)のミニチュア置物、唐三彩の馬像、玉杯(ぎょくはい)と万里の長城訪問の記念メダルを紹介します。

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中国の思い出

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2019年1月15日 (火)

・あなたはナンテンの花がどんな色か分かりますか?

先月からあちこちでナンテンの艶やかな赤い実を、見かけるようになりました。まれにやや黄色味を帯びた、白いナンテンの実も見かけます。今迄にも毎年7月頃になるとヤマボウシや、クチナシ、アジサイの白い花が見られる頃、ナンテンも白い花を咲かせていることを紹介 しています。しかし、あまりにも小さな花であるため、誰にも見られることなくひっそり咲いているようです。秋も深まり晩秋頃になると、キンモクセイやハギの花に交じり、ナンテンも艶やかな赤い実を着けることを紹介しています。  

ナンテンはメギ科ナンテン属の常緑低木です。複数の茎が多数直立する潅木で、あまり枝分かれはしません。 初夏に白い花が咲き、晩秋から初冬にかけて赤色(あるいは白色)の小球形の果実が着きます。ナンテンの名前は、「難を転じる」ことにかけてめでたい木とされ、昔から庭園に植えられたり、お正月の飾りに使われていす。そんなナンテンですが、ふと花はどんな形をしているのだろうと思い、昨年6月頃にナンテンの花を観察してみました。ナンテンは散形花序と呼ばれる花序に、たくさんの花を枝分かれしながら着けていました。各分枝の先端ほど蕾は開いて開花し、子房が膨らみかけ、その先端の柱頭は赤い色をしています。

 

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ナンテンの蕾、花と果実

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2019年1月11日 (金)

・京都府立植物園でポインセチアの新しい品種の展示会がありました

ポインセチアは、トウダイグサ科トウダイグサ属に属するメキシコ原産の植物で、赤く色づくのようなが特徴で、緑色の葉とのコントラストが鮮やかです。先に我が家で咲いているポインセチを紹介 しましたが、ポインセチアは短日植物で秋以降の短日と涼しい条件で総苞ができ、その総苞が赤く色づいてきます。普通にはアントシアニンができて赤く着色しますが、アントシアニンができないで白い品種や、ピンク色の品種もあります。また葉の形態や大きさ、斑入りの花などの品種が育成されています。先日京都府立植物園でポインセチア展があり、いろんな色の品種や、変わった葉の出かたをする品種も見かけましたので、ここに紹介します。

ポインセチアは日本の冬には戸外では生長できないため一般に鉢植えで室内で育てますが、熱帯では戸外で大きな木になっていることを、先にインドネシアで見た木について紹介 しています。日本でも春になれば伸びすぎた枝を切り戻し、屋外の涼しい所で秋まで育て、15℃を切るようになればまた室内で育てれば、毎年紅葉を見ることができます。春に切戻した枝は先に書きましたように挿し木をすれば、簡単に増殖できます。

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ポインセチア展

 いろいろな色のポインセチアが展示されていました。

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2019年1月 6日 (日)

・正月過ぎの我が家の居間では、ベランダから持ち込んだ花などが咲いています

昨年11月末には、我が家で咲いている花を紹介 しました。その中にはいまだに咲いているオンシジュウムやブーゲンビレアなどもあります。ブーゲンビレアは更に花序やその中の花数も一段と増えています。ハイビスカスはさすがに寒いためか、落花したあと葉の一部が落葉して新しい葉に変わって態勢ができたのか、先端に蕾が23個着いて来ています。ペンタスはあきれたことにまだ咲き続けていますが、さすがに根が古くなったようで今挿し芽をして発根するか様子を見ています。ミニシクラメンは、ベランダに置いたままですが、寒風の中に次々と花を咲かせています。ベランダではそのほかに、ローズマリーの1株だけですが咲き続けています。その横ではベゴニア・センパフローレスの花が、幸いにもまだ咲いています。一昨年では雪が降った際にその雪が風に飛ばされベゴニアセンパにまで届き、4株中3株が枯れました。その赤花1株が昨年春から咲いていましたので白花の株を買い足していました。また寒さで傷むかと思い、今年は挿し木で増やした株が居間で元気に咲いています。

現在の居間では、11月にはまだ花芽をつけていなかったファレノプシスやデンドロビウムの花芽も、だいぶん膨らんできました。また蕾が付いていたクリスマスカクタスは、元気よくたくさんの花が咲いてきています。また寝室に置いていたポインセチアは親株も、挿し芽株も共に尖端の葉から赤く色づいてきました。

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いま咲いている花

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2018年12月30日 (日)

・年の暮れに鷹峯のスグキ農家から、今年も美味しいスグキを頂きました

年の暮れには鷹峯のスグキ農家から、美味しいスグキ(酸茎)を今年も頂きました。京野菜の中でも特に全国的に売れている、京漬物の代表の一つです。在職時には時折新聞社の記者が取材に訪れることがありましたが、文系の記者が多いためかスグキそのものが分からない野菜の一つであったようです。アブラナ科野菜ですがカブの仲間で、肥った根と葉を食べます。今では数少ない本格的な乳酸発酵漬物で、さっぱりした酸味が特徴です。「シバ漬」、「千枚漬け」と合わせて京都の三大漬物とも呼ばれます。

 原料のスグキは安土桃山時代に、京都市北区の上賀茂神社の社家が宮中から貰い受けた種子を、頂いた特定の農家が栽培したのが発祥とされています。古くから上賀茂地域に限って栽培され、ここで生育されたものだけが「すぐき」と名が付けられています。スグキのタネまきは8月末に行われ、11月下旬ごろから12月初旬に収穫されます。冬にスグキを収穫し、塩水による荒漬け(1晩)、塩をまぶした本漬け(約7日間)を経て、室の中で約8日間発酵をさせるとできます。スグキの根と葉を利用して作るスグキ漬は塩だけしか使わず、天然の乳酸菌で発酵させます。いわゆる善玉菌である乳酸菌と食物繊維が豊富に含まれることから、整腸作用があるとされています。とくにスグキ漬には乳酸菌の一種である通称“ラブレ菌”が含まれ、ガンやウイルス感染を防ぐインターフェロンの増殖作用のあることが分かっています。

ここには頂いたスグキと、京の上賀茂すぐき俱楽部のしおりから、その製法を紹介します。

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スグキのしおり

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2018年12月26日 (水)

・あなたはヤツデの花に2種類あるのを見たことがありますか

いつもの散歩道にヤツデの艶やかな葉をよく見かけます。12月始めのある日、そのヤツデに白い花が咲いているのを見かけました。いつもは葉の間から緑色の実が見えるのだがと思っていました。子どもの頃はこのヤツデの実を、竹鉄砲の玉にして遊んでいました。ヤツデの実がない時には新聞紙をくちゃくちゃかんで丸くして、玉にしていたことを思い出します。先に玉を込め、筒の基に別の玉を差し込みそれを別の棒で勢いよく押し込めば、ポンと勢いよく音がして先の玉が飛び出すわけです。ヤツデはどこにでもあり、私達の子供時代には何でも身の回りの物を材料にして遊んでいたように思います。

ヤツデはそれほど身近な植物でしたが、日本原産の常緑低木です。ウコギ科ヤツデ属に属し、学名はFatsia japonicaで、英名はJapanese Aralia です。たくさんの切れ込みがある大きな葉なので、天狗の団扇という別名もあります。ヤツデの花を見ていると、雄しべや花弁が開いた花と、太りだした実のような先から雌しべが出ている花があるようで不思議になり、近寄って写真を撮りました。

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ヤツデの草姿と花

 ヤツデの全体の姿と、2種類みられたヤツデの花(下の左右)

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2018年12月23日 (日)

・ご近所のオリーブの実はもうよく成熟して黒紫色になっていました

以前に散歩道で見かけたオリーブの花が5月頃咲いている折 と、見かけたご近所の3本のうち2本に9月上旬に緑色の実がなっていることを紹介しました。その後散歩の折に、あのオリーブの実はどうなったのかなと気をつけて見ていました。香川にいた頃には大学のキャンパスにオリーブの木があり、沢山の果実を収穫して、学生たちとオリーブの塩蔵をよく作りました。かなり渋みがありますのでまず苛性ソーダー(2%で12時間)くらい渋抜きをします。その後、3~4日かけて朝晩水を換えながら渋を抜きます。その後は好みの2~3%の食塩水に漬け貯蔵します。これだけで美味しいオリーブの塩蔵ができるのですが、どの木のオリーブもなったままで利用されている様子はありませんでした。

前回はご近所の3本の木のうち2本に実が着いていると書きましたが、今回よく見ているとどの木にも実は着いていたようで、お互いの木の花粉が授粉と受精を助け合っているようでした。

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オリーブの実と塩蔵

 オリーブの緑色と黒紫色の果実、黄緑色果実の塩蔵(赤ピメント入り)です。

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2018年12月21日 (金)

・石川県・八幡神社には天然記念物で樹齢2300余年の三又(みつまた)大杉があり、2代目の杉も育っていました

山中温泉に着いた日、夕飯までに時間がありましたので旅館前の道を南西に取り、三又になった天然記念物の大杉がある八幡神社へ行くことにしました。この旅館前の道は永平寺につながる昔からの街道のようでした。八幡神社の横を流れる大聖寺川の対岸にはやはり天然記念物の栢野大杉があるようで、いずれも樹齢2300年以上あるとのことでした。八幡神社について書かれている、「神社と古事記」のホームページによるとこの辺りの菅谷村の起源は、縄文時代の遺跡が発見されていることから5000年以上もさかのぼるとされています。

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八幡神社の三又大杉

1本に伸びるはずの幹がどうしたことか、途中から三又になりそのまま三本の幹が長く伸びています。

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2018年12月19日 (水)

・石川・山中温泉にあの芭蕉が奥の細道の旅で寄っていたのを知っていますか?

山中温泉に来て、せっかくだからと温泉街を散策しました。片岡鶴太郎の工藝館などもありましたが、芭蕉の館があるのに驚きました。松尾芭蕉は元禄文化期に活躍した俳人で、三重県伊賀出身の人です。崇拝する西行の500回忌にあたる1689年に、門人の河合曾良を伴って江戸を発ち、奥州、北陸道を巡って旅行記・『おくのほそ道』を書きました。「月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人也」という序文より始まる文章は、確か国語で習った覚えがあります。全行程約600里(2400キロメートル)を、日数約150日間で歩いたようです。東北へ旅行したのだろうという印象だけで、北陸に来たとは知りませんでしたので、山中温泉で芭蕉の館を見つけたのには驚きました。奥州を廻ったのち北陸道に回り、加賀、越前、近江を通過して旧暦96日美濃大垣に至り旅を終えたようです。

途中で次のような名句を詠んでいます。

「夏草や兵どもが夢の跡」(岩手県平泉町)

「閑さや岩にしみ入る蝉の声」 (山形県・立石寺)
「五月雨をあつめて早し最上川」 (山形県大石田町)
「荒海や佐渡によこたふ天河」 (新潟県出雲崎町

 山中温泉では727日から85日まで、大垣を目前に安堵したか八泊して、次の句を作っています。

「山中や 菊はたおらぬ 湯の匂」

「今日よりや 書付消さん 笠の露」

 

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芭蕉の館

 芭蕉の館の入り口には、芭蕉の句碑があり、またその横には芭蕉と弟子の曾良の別れの姿を示す像がありました。

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2018年12月12日 (水)

・石川・山中温泉お祝いの宿で蟹づくしを堪能する2日間の旅行に行ってきました

日頃の家人の食事万端などの世話をねぎらうため、11月中旬に山中温泉にカニを食べに行くことにしました。JR特急サンダーバードで行って、蟹づくしを頂いて温泉旅館に泊まって一人2万円ちょっと(保険付き)では格安の感じでした。そのわけは昼間の特急を使う点にあるようで、京都駅を1140分に出発しました。久しぶりに特急利用の北陸行きで、列車は快適に湖西線を通って1330分に加賀温泉に着きました。旅館の送迎バスは1430分からのため、約1時間ほど駅前の休憩所でお土産などを見て時間を過ごします。間もなく迎えのバスが来て旅館に向かい、山中温泉の街を抜けお祝いの宿に向かいました。思っていたより立派な旅館でまずチェックインを済ませ、夕食まで近くの名所を散策しました。旅館に戻ってひと風呂浴び、待ち兼ねの蟹づくしの夕食となりました。

 

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京都駅

 久しぶりの旅行に訪れた京都駅では、旅行に出る人で迎える人で満ち溢れており、2階には大きなクリスマスツリーも飾られていました。

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2018年12月 8日 (土)

・百万遍の知恩寺で開催された洛趣会で、京都の工芸品を拝見しまた懐かしいお菓子とお蕎麦を頂きました(2)

先に百万遍の知恩寺で開催された洛趣会を訪れ、拝見した工芸品や知恩寺の庭園を紹介しました。洛趣会では京の伝統産業が集まり、それぞれの老舗で作る工芸品や京料理などの展示があり合計で28店舗が参加しています。その内訳を見ると、京友禅・京呉服・西陣織物7、懐石料理・蕎麦4、京履物・服装品3、お香・茶道具3、扇・京簾3、京菓子3、宝石・美術品・工芸品3、御所人形・京人形2、となりました。やはり京の着倒れが伺えるようですが、それ以外の薫香、茶道、華道などの伝統工芸などもお互いに連携しあって今に息づいているようで、先日紹介した能面づくりなど諸々の活動 が有機的に繋がっているようです。

昨年の洛趣会では黒谷の金戒光明寺の紅葉が素晴らしくて紹介 していますが、今回の知恩寺では白砂のロックガーデンとお庭で見た黄色のツワブキの花が見事でした。

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田中彌

 前回の最後に見た求仙亭大原の蓋のある容器とよく似た、菓子器が田中彌から出品されていました。つがいの猫模様(?)で、素敵な装束を身にまとっています。

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2018年12月 7日 (金)

・百万遍の知恩寺で開催された洛趣会で、京都の工芸品を拝見しまた懐かしいお菓子とお蕎麦を頂きました(1)

今年も11月初めに開催された洛趣会の招待券を頂き、家人と出かけました。1昨年は仁和寺で開催され、昨年は黒谷の金戒光明寺で開催されそれについては1 2回に分けて紹介しています。洛趣会には京都の伝統産業のお店がブースを出し、京友禅、京呉服、西陣織物、京履物、お香、扇、茶道具、御所人形、扇、京菓子、ソバなどの商品展示があり、またその後に抹茶を頂き、更におそばを頂いてきました。今年は百万遍の知恩寺で開催され、学生時代何度も前を通った場所で、懐かしく訪れました。知恩院と知恩寺はよく似た名前ですが別の寺で、同じ浄土宗の寺院であり祇園近くの知恩院が総本山で、百万遍の知恩寺は七大本山の一つという関係になります。かつて、浄土宗の本山の地位をめぐって相争った関係ですが、洛趣会の説明では浄土宗大本山とあります。約八百十数年前に法然上人が住まわれていた加茂の神宮寺が前身であり、法然上人の滅後、弟子の源智上人が師の恩に報いるためには「恩」を「知」らなければならないと「知恩寺」と名付けられました。

広い境内ではよく「手作り市」や「古本市」が開かれ、この日にも「古本まつり」が開かれており、本マニアの人がたくさん訪れていました。洛趣会では京都ならではの工芸品が見られるのが楽しみですが、普段は入れない奥のお庭も拝見できるのも楽しみです。

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知恩寺

重要文化財の御影堂で、御影堂にある木造阿弥陀如来立像は、作風・技法等から快慶作と推定されています。

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